Angel Beats! 第2話

 天使に見つかった時点でギルドは役目を終えたんだろうと思っていたら、さすがにあっさりと放棄。
 いや、やっぱ良く考えられているわな。戦うためには物資が必要で、そのための生産施設が必要だってことを第2話から示しているってのも地に足がついてる。
 必要なのは記憶と職人としてのプライドってのがまた泣かせる。職人っていうからには、記憶は具体的に技術だとか知識なんてもんなんだろう。ギルドが生産を受け持っているために、どうしても記憶は理系のものってイメージが強くなっているが、組織の運営方法とか文系的な知識も含んでの「記憶」なんだろう。例えばユダヤが国を失っても、ユダヤ人の知識が彼らを生かしつづけているわけで、反面国土が残っても技術を失ったり、国民を組織化できなかった国は真っ先に滅びている。まぁ今の日本はまさに後者なわけだが。
 今回も戦いの場面は胸が躍ったねぇ。天使のディストーションガードで、飛び道具が効かないとなると接近戦だとか、拳銃だと味方を撃っちゃうから、ゆりを助けるために音無が体当たりで援護とか、いちいち理に適っていて熱くなる。
 何度でも生き返るってのは何の隠喩なのかよくわからんが、諦めない限りいくら失敗してもやり直しは出来る…ってことを言いたいのかな。死に方がいろいろギャグのネタにされていたが、これだってものがはっきりしてなくても何か伝わるものがあるような気がするよ。
 いや、勢いでつい第2話を見てしまったが、やっぱ面白いや。