とある科学の超電磁砲 第9話

 佐天はレヴェルアッパーをどこで、どうやって手に入れたんだ?。
 しかも友達にバらしているが、コピーでもするんだろうか?。しかし、現物が音楽ってのは意外だったなぁ。てっきりドラッグのようなものだと思っていたのだが。ただし、音楽ってのは昔から瞑想だの洗脳だのに使われていたっぽいから、ありえる話ではある。その場合は音楽を効いている間だけの気分の昂揚だったりするので、一度聞いた音楽で、なかば永続的に超能力が向上するってのは、なにか設定があるのだろう。
 佐天は、家族にも恵まれ、よりよき友人もいて、ある意味愛情に囲まれていながら、コンプレックスに苛まれる様子切なく描写されていてがなんとも心が震える。佐天が禁断の術にのめりこんでいく様子が凄く丁寧に描写されているんだわ。これが現実の女の子にあてはまるのかどうかはわかんないが、視聴者に少しずつ納得させていく過程が過剰ともいえるほど。大抵こういう流れは他の作品だとすっ飛ばすものが多いと思うんだが。
 黒子の悪人退治は、実は目に頼らず、音で解決するのかと思っていた。解決法が豪快だな。しかし、ビリビリも黒子も能力の絶対値がそこそこあっても、使い方に幅がなく、ここぞという使いどころを自分で作り出せないっぽいので、これから困難が待ち受けている段階では不安要素が大きい。だからこそ物語が面白くなるのではあるが。