バカとテストと召喚獣 第6話

 水着回とか、温泉回とか、テコ入れの必要な作品じゃないだろうに。
 うーん、なるほど秀吉の使い道に困っているようだな。そもそもこの作品のターゲット層が誰なのか?というところに根があるようだが、表向き中高生向きだというのはまず押さえとくとして。問題は男向きなのか、それとも女もターゲットなのか?によるよな。美波や姫路は、女の子が自己投射するようなキャラじゃないだろうと思うし、それ以外のサブヒロインもそうだろう。一つ考えられるのは、男同士の絡みを喜びそうな腐層なのだが、どうかな?。で、秀吉はその数少ない腐層に受け入れられるような描写かといえば、微妙な気がする。ささめきことで、朱宮を女装させて喜んでいる層が予想されるが、それもどうかな?。
 立ち位置というか、秀吉の登場パターンを振り返ってみると、どうも男キャラと女キャラの間に場面挿入されているから、緩衝材的な役割なのかな。あるいはインターミッション的な使われ方とか。あまり笑いには直結しない役割だと思う。うーん、もしかするとホモ向けなのかね?。まぁいろいろ考えても、今回明らかだったように、やはり女の子扱いされる男って役柄から逸脱していないような気がするが。いじられキャラだが、どうも笑い的に必然性は感じない。かといって無駄と切り捨てるほどでもない。基本的に男群は男的欲望しか持ちえていないから、雰囲気を和らげるのには貢献している。
 今回は今までに紹介されたギャグの繰り返しによる定着が目的だったのかね?。マンネリというほどでもないが、インパクトには欠ける気がした。姫路のケーキは、なぜ女性陣が欲しがらないのか?、実技でねの娘は水泳部ながら、なぜ水着がリゾート用のファッションセパレートなのか?、細かいツッコミはあるが、全体的には楽しめた。