鋼殻のレギオス 第7話「複合錬金鋼、復元」

 この作品はストレス回と宥め回が交互に訪れるのか?。
 しかも、ニーナの肩の力が抜けるという展開なのにストレス回。どうも汚染獣を2体倒さねばならなかったようだが、1体倒した所でフォンフォンが消耗、で他の二人が駆けつけて見事退治という、なんかパワーバランスとかどうなってるの?というお話。
 ニーナが強くなりたいと思い、過剰な練習で倒れ、無様だと自分を評するのは、まさに「弱い自分を認める」という、成長の第一歩であり、これまた物語的にもよいタイミングであったのだが、それをストーリー上で説明するためにわざわざ成果を挙げさせてしまうという流れ。確かに指導者として自分が汗をかくのではなく、部下の負担を減らして目的を達するための最善の方法を指示するという成長も見られたわけで、物語上のミッションからするとすごくまっとうなんだけどな…。
 ニーナの空回りな努力に気を遣うフォンフォンのあり方も、なんか社会人としてありがちだし、ニーナの見せ場を用意するのもお情けだしって、どうも脚本はわかっているようだし、本当は文句のつけようも無いんだろうけど。やっぱ視聴者としてスッキリしないとだめなんだろうな。