続 夏目友人帳 第5話「約束の樹」

 木を植える人は自分の孫の代で伐ることを想定するという。
 やっぱうまいんだよな。海の話がでてきた時に何かあるぞと予感し、大木の下に集合で意図がわかるという。まぁそのようには描かれていないとは思うんだが、そもそもヒノエは海の話でピンときて、森で一番の大木を捜したに違いない。で、実際に木の上にあることを確認してレイコの意図を確信したんだと思う。で、夏目が霧葉に自分で取りに行かせる事はとっくに予測済みで、しかも夏目が病気だろうとなんだろうといち早く知らせることが肝要と思っていたわけで…ってホントそういう描写ではないんだけどな。
 で、レイコは霧葉がスグに願いの実現を望むような妖怪では無いとわかっていて、50年ワクワクさせるためにああいう手段を取ったのだろうと思ってみる。別に名前を返さなくても不便はないってのが物語中で述べられていたし、50年後霧葉が見つけてくれた時にでも意図が伝わればいいやって考えたんだろうなと思うと、なんともな。
 なんか目先の利益に汲々としているのがたくさん居るのを目にすると、やはりいつものごとく目頭が熱くなるのですよ。