続 夏目友人帳 第2話「春に溶ける」

 おぉ、やはり涙が流れないと、この作品って感じがしないよな。
 なんつーか、土地を肥やせとの村人の要求は、今でいうとモンペだわな。今となっては土地を肥やすのは自然の力というよりは、人間の施肥や土地利用のコントロールなんだけど、それを畑違いの祓い神に懇願ってのはなんとも。
 ゲストの懇願や、それを受け止める夏目という流れにストレスが無く、悲しみはともかく優しさのキャッチボールが心地良い。抑制役のニャンコ先生のスパイスもちゃんと利いていて、ただの甘ったるいストーリーでないのもグー。
 子供時代の夏目を沢城声の子供が責めていて、なんとも皮肉なキャスティング。