機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第15話「反抗の凱歌」

 まちがった政治をしているって、自民党政府のことだよな。独立治安維持部隊アロウズイラク派遣部隊のことだろうし。
 さて、クーデターで話は踊ってきたかな。しかしクーデターを起こす動機って、準備自体は前から行われていたとしても、きっかけは衛星兵器による虐殺と、それに憤ってゲリラが衛星兵器をタコなぐりにしたこと、で、あっさりと衛星兵器が破壊されたことなんだろうか。世界に嫌われるようなことをして、実際に嫌われ、で反撃を食い止めることができない不甲斐なさと、三拍子そろってる。
 実際にイラク自衛隊が派兵されるときも、人道支援をよろこんでいると言っていたのは西側諸国や西側に好意的な現地民のアナウンスだけだったし、自衛隊に対して付近住民が感謝しているといっていたのも西側の報道機関だけだったし、で、実際なんの実績(派兵したという実績だけ)も挙げられずに、おめおめと逃げ帰ってきた。イラクの現地民で自衛隊の派兵を歓迎していない層がたくさんいたことや、自衛隊が現地ゲリラに攻撃されていた事実があっても、それは決して日本国内には報道されてこなかった。
 で、ガンダムでは現場がおかしなことはおかしいと思い、実際に行動しているのに対し、実際の自衛隊は田母神というキチガイが跳梁跋扈しているだけでなく、彼に賛同している高官もたくさんいるという事実。そうでないマトモな人もいるんだろうが、まぁ日本の政治の狂った現実をほのめかすにはいい回だったとは思う。
 前回考え続けることについてもっと全面に押し出すべきと記述したが、ドラマ中のキャラクターはもう行動するという段階に入っているわけね。気概で突っ走って見たのはいいものゝ、手痛いしっぺ返しを受けるって展開が待ち受けていそうだが、一視聴者としてはやれやれと思いながら見守るほうがストレスが溜まらなくていいのかも。
 アニューはOP動画でも結構画面を占有していたと思うんだが、まだ目立たない脇役ポジションにとどまっているな。キャラ露出はうまくコントロールされている感じはうける。