鉄のラインバレル 第8話「戯れの鬼たち」

 うーん、確かに飽きないわ。
 まぁやたら秘密を抱え込んで私腹を肥やす経団連自民党批判として、あけっぴろげな指導者を描いてみせたんだよな。で、手下はコンビネーションがとれずグダグダ。自分とこの不始末で負傷兵を危険な目にあわせるだけでなく見捨てる米軍もあれだが、避難民に心をとられて必要な撤退ができず遭わなくてもよい損害を受けてしまう九条もあれだわな。…ってくじょうってきゅうじょうのメタファーですかね。早瀬も周囲が見えない行動でいつもどおりのバカをさらしているのはご愛嬌といったところか。加藤機関が目的を達成して早々におさらばしたからよかったものゝ、そうでなかったらもしかして全滅?。
 スタッフとしても今の日本の見苦しい有様をそうあからさまに見せるわけにもいかなくって、かといってそういう部分を描いてスカッとするわけでもないが、うまくサーヴィスカットも織り交ぜながら主張していたのはお疲れ様というしかない。でもロボット大好きなターゲット層があとから見直したところで、結構言い訳がましい作りではあるよな。
 で、高校生かと思っていたら早瀬たちは中坊なのかよ。