この会話劇の秀逸さは腐女子向け「狼と香辛料」?。
迷った妖精の道案内をするリディアにつきあったり、レイヴンの精霊に対しての態度など、エドガーの懐の深さには感服。というか、「人類は話し合えば分かり合える、皆兄弟」ってお題目より、彼の「人間とは本来分かり合えるはずもない」ために適切な距離感を保つというあり方には納得。それがリディアの妖精に対する態度と相反しないんだよな。
しかし、妖精の道案内につきあうというのは、リディアの信頼を得るための演技と考えても良いんだけど、反面リディアの妖精に対する真剣度を測るテストにもなっているんだよな。そして、結構突飛と思える展開、クサいとまで思える展開にしても、結構意味が与えられていてなかなか侮れない。
宿屋の主人とのウィットに富んだ会話にせよ、その他の会話にせよ、かなり視聴者に耳を傾けさせる魅力があって参ってしまう。なんつーか、第1話で困惑したのがウソのようにひきつけられちゃってますよ。