しゅごキャラ! 第47話「あたしが歌唄のマネージャー!?」

 なんか、肩透かしというか、ミスリードするのか?と思わせる展開が多かったなぁ。
 小学生に付き人を頼むなよ!と思っていたら、二階堂の差し金だったですよ。たかだか小学生に仕事を簡単に取らせる展開にするのか?と思っていたら、さすがにそれはなかった。冴木のぶ子が出てきて、この人の仲介で仕事をとらすのか?と思っていたら、そうでもなかった。もしそういうことがあったら、結局コネで仕事を配分するのかよとツッコむところでした。
 そういやイースター時代にもたくさんゲリラライブやってたじゃんと思っていたのだが、最後に至るまでの流れは無理がなかった。というか、ストリートミュージシャン形式って、今流行ってんのか?。
 組織の力をあてにできないから、仕事がもらえないのは仕方がないと思っていた歌唄が、丸っきりの素人の亜夢の前向きな態度に、自分で仕事を掴むという気持ちに拍車をかけられたからこそ、疲れ切ったサラリーマンの×たまを救う気持ちになったという構造に泣けた。さすが二階堂。一文にもならないのに、ストリートライブってのも、まず彼女に必要なのは知名度というかファン層の獲得であり、利権構造に切り込むことが無理な現在では、事務所でヘタっているよりは有効な手段と思われる。子供向きの物語でありながら、それなりのリアリティを考慮していて、地に足がついた脚本だったと思う。