なんか色々とコメントに困る回だなぁ。
細かいことは抜きにして、大枠でルルーシュとウザクが尾行をつけられながらも密会できたとして、あの対話はないだろうと。ウザクの問いに、ほとんどウソで答えるルルーシュもアレだが、ウソだとわかっていて怒りをぶつけるのもアレで、双方そんなことをやっている場合でもないしやれるはずもないだろうという。っつーか、熱い語りは平常時にやっとくべきかと。
戦略もどうかなと。福岡あたりは東海道・山陽道と日本縦断の動脈なんで、例えば中国あたりが日本を実際に攻めてくるときの王道なわけで、交通の要衝でもなんでもない鹿児島が陽動ってのはスグ読まれることだろう。福岡も実は陽動で…というのが今回の話の筋だが、なんともな。兵力の分散としか思えないし、東京に大兵力を差し向けでもしているのなら動員の段階で読まれているような気が。まぁこれだって、別に作戦の組み合わせの適否なんて物語上はどうでもいいんだが。
で、いろんな要素を笑い飛ばしたときに今回何が残るのか？と言えば、状況の妙なの？。全体としてみれば別に話がうまく回っていないわけでもないんだけど、多い登場人物を処理するだけで精一杯のような気がしないでもない。だんだんクライマックスに差し掛かってある程度の混乱を演出するのはわかるんだが、どうにも今回の話単体で見ると見所が薄いように感じて困った。まぁ大きな出来事の間をつなぐ部分ではあるだろうから、今後の展開を楽しみにしてろってことでしょうが。そんなに緊張感に欠けるわけでもないし、派手ではあるんだけど、なんか引っ掛かるというか。
