メモ 「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論:IPAイベントにて - @IT

 うーん、タイトルを一目見ると、学生の甘えか、企業の無理強いか?とふと思ったんだけど、まぁ企業の無理難題なんだろうなと思ったら、大枠でそうだった。しかしこの有賀貞一って人はヒドいねぇ。

 「IT企業のイメージ」について有賀氏も「業界に関する説明がなされていない」と問題点を指摘した。
 有賀氏は「若いうちは1つの仕事を与えられても、そこから全体が見えるようになるまでは時間がかかる。それでも、知る努力をしなければいけない」と主張。また、「そうはいっても上の人が教えてくれないじゃないかという声があるが、こっちだって忙しい。聞きに来なさい」と回答すると、学生からは「できれば教えて欲しい」「自らポジティブなビジョンを提示する人の方がいい」「忙しいから聞きに来いという人に会社や社員がコントロールできるのか」などの反発も見られた。
 「学生時代に学んでおいてほしいこと」というテーマでは、「よく調査などでは文書作成能力やコミュニケーション能力が上位に上がるが、これはIT業界に限った話ではない。できて当たり前で、それができていないから企業側が苛立っている証拠だ。高校までに学ぶべきことで、どちらかというと日本の教育制度の問題」(有賀氏)と主張。
  学生からの質疑では、「学部卒でもどんどん採用しているが、本当はソフトウェア産業は専門職だと思う。その点はどう思うか」という質問に対し、「修士を経た専門家は年に1000人くらいだろう。彼らは本当に有名な企業に行ってしまう。これだけでは人が足りない」(有賀氏)と苦笑い。また、「本当に優秀な人は1人で何人分もの生産性を上げるのに、入社採用時はみんな一律のことが多い」という学生の不満には、「本当に自分が売れると思う人は、そういう個々人のスキルが最大限に生かせる企業に行くといい」(有賀氏)と断言。

 まぁたいがい学生の発言もファンタジーではあるのだが、経営者としてこういう発言しかできないというのを見てしまうと、あぁ日本の企業はコイツらがダメにしてきたんだなと思わざるを得ない。人にしろしろというだけで、自分はしてもらうだけのオレ様状態。そりゃIT業界がデスマにもなるわな。ま、この記事にしたって疑問符はつけているものゝ、

日本は学生も企業もぬるま湯

 と言い切っているもんな。