ムッソリーニの処刑―イタリア・パルティザン秘史 (講談社文庫)読了したよ。

 ムッソリーニを逮捕せよ (講談社文庫)を読み終わり、絶版なので入手に手間取ったのだが、処刑のほうも読了。いやぁ、凄いわ。というか、第二次世界大戦でのヘタレ振りを真に受けて、イタリアだめな子扱いしてきて今までごめんって感じだ。どちらも文庫で300ページ以上ある力作だが、読み始めると止まらなかった。もちろん中断しながら読んだので、一気にというわけでもありませんでしたが。ドイツ側にたって連合相手に戦う時にはヘタレでも、休戦後にドイツを敵に戦う時には市民レヴェルから勇敢なこと勇敢なこと。もちろんあの弱かったといわれるイタリア兵そのものも復員後はパルチザンに身を寄せてドイツ相手に奮戦してます。連合軍がイタリアを解放したというのが定説でしたが、実際にはイタリアパルチザンがドイツ軍を追っ払った後に連合軍が後から入城するという場面が多かったらしい。
 まぁ話の本筋はキチガイが始めた戦争をどう終わらせ、国家としてどう責任を果たそうとしたか?という部分なので、それについては後日まとめてみたい。