メモ 公務員改革法案が衆院通過 今国会で成立へ

 国家公務員幹部人事の一元管理などを柱とした国家公務員制度改革基本法案修正案が29日午後、衆院本会議で与党と民主、社民両党の賛成多数で可決、参院に送付された。共産、国民新両党は反対した。30日に参院で審議入りし、今国会で成立する見通し。

 同法案は自民、公明、民主3党の共同修正を経て、人事を一元管理する「内閣人事局」の内閣官房への設置や官房長官による幹部候補者の名簿作成など民主党の主張を盛り込んだ。(16:04)

 別名天下り推進法案の衆議院通過。しかも官僚の首根っこを今まで以上に特権階級自民党が押さえる形。某巨大掲示板でもやたら官僚叩きが激しいと思ったら、この法案通過を強行採決の元で通したくなかったからか。
 ちなみに自分は天下り全廃、官僚擁護の立場である。なんか官僚が自民党を差し置いて国家を好き放題しているという風説が流布されているが、自民党とつながりのある売国官僚と、そうでない官僚は分けるべきと考えている。そもそも官僚なんて国を動かす道具に過ぎないわけで、その道具を法案・政令などで縛って自民党が甘い汁を吸うのに利用してきたというのが実情だ。もちろん勘違いした官僚もいたであろうが、そうでない官僚も多いと信じたい。まぁ自分にしたって実情なんて知りようもないのですが。
 おなじ包丁でも、フツーの人が調理に使えばそれは単なる利器であるが、キチガイが使えば凶器になる。今キチガイ自民党が官僚という道具を振り回して国民を傷つける(というかこの自殺者のことを思えば、思いっきり殺している)状態だ。官僚を叩くのは筋違いだと思う。特に善良な官僚ほど遵法意識が強くて、自民党が国民を傷つける法律を作ってしまえば、それに則って仕事をせざるを得ないわけだ。結局そういう政治家を選んでいる有権者の自業自得なわけで、もちろん自民党候補者を選んでいない有権者にとっては迷惑この上ないことである。
 さて、この法案だが、いろいろ言われているが、詳細が説明されているわけでもないし、単に国民に官僚たたきによるガス抜きされて、実態はどうなるのかすらわからない状態である。まぁ「自民党に強力しないと、甘い汁を吸える特法に天下りさせてやらないぞ」とか、「自民党のためにならないことをすると、あとあとの進路を邪魔してやるぞ」という運用をされると考えている。これじゃぁ国民のための仕事をしようとするインセンティブを著しく阻害するよなと。
 見かけだけは官僚を叩くという法案なだけに、自民党の人気取りでしかないんだよな。きょうのんHKラジオでも直ではないが、盛大に官僚叩きをしていて、自民党などの政治家の子弟の大勢いるんHKには「おまえが言うな」といってやりたかった。