バンブーブレード 第22話「敗者と勝者」

 あの、「オーッ」っての、本当にやってるのか?。
 うーん、やっぱりオリジナル展開ってのは雰囲気違うように感じてしまうなぁ。でも、オリジナルと言われずに視聴していたら、気がつかずにいたのかもしれないしでなんとも判断のつかないところである。さとりんがいい狗っぷりで、清々しいぐらいなのだが、しかしねぇ。キャリーもみやみやのテコ入れのためにわざわざ入れたような気がしてしまうわけで、展開が早くて流れていってしまうのは別にこのアニメ版の作風ではあるが、ちょっとキャリーとみやみやの関係性の強化がおろそかになってしまっているようで、なんとも残念なことである。そして、メインヒロイン5人の性格に基づいた描写もあんまり際立ってはいなかった。
 難しいもんだねぇ。ラストにオチを持ってこなくちゃなんないだろうし、そのためにいろいろデッチ上げて物語を進めていかなくちゃなんないだろうしで、また残り話数が中途半端なんだよな。破綻しているとは思わないけど、剣道を通じていろいろ繰り広げられる人間模様ってのがテーマで、関係の構築に主眼が置かれてあったような気がするわけで、そこらへん珠ちゃんとみやみやの成長モノに大きく割り振ってバランスが崩れているような気が今はしている。どうなんだろ?。もうちょっと原作が溜まってから一気に話をもっていくのか、それともAriaのように、ある程度キリのいいところで止めておくとかしたほうがよかったんだろうか?。タイミングという点ではどちらもまた困難っぽいんだよな。今この作品をメジャー化する意味は十分に感じられるだけに、なんとももどかしい気はする。
 しかし、なんで個人選で勝ったと思われる珠ちゃんが関東大会に出場しているのはわかるとして、負けたはずの団体戦やってるんでしょうか?。紀梨乃と鞘子が負けても清々しかったじゃん。