アマガミSS 第25話

 も一つ地雷女をといったところか。でもまぁ男のほうで女に不満が無いんだったら問題なしだわな。どうせ他の女とつきあいそうになったらまた邪魔されるワケだし。なんつーか、後ろの二人はGirl meets Boyの物語になってたな。
 うーん、いちおうこんなことを記してもしょうがないのだが、幼馴染も捨てがたいが、自分的には七咲に一番色気を感じてしまった。なんでだろうな?、別にグラマラスではないし、愛嬌を振りまくわけでもないんだが、最終場面の温泉のところでグラッときたよ。やっぱ脚本が男だからなのかね?。でもよく泣けたのは待田堂子脚本の3人だ。幼馴染のお話の、恋愛をサブに持っていって、部活動でのゆるやかな人間関係にはやられたというしかない。
 さて、色気も何も無いのだが、一応森島中多絢辻がカネ持ちで、棚町七咲桜井が庶民ってところか。番外の上崎は判断がつかないな。小学生の時には黒髪だったのが、今茶髪に染めているからあまり上流家庭の子とも思われないが。まぁ七咲もよくわかんないな。両親が共働きで弟の面倒見がよいってところからせいぜい中流ぐらいだと判断したけど、温泉はおじさんが山持ってるからだっけ?。しかしなんだな、カネ持ちの娘だと価値観が世間とちょっとズれてるって感じがなんともな。価値観の多様性は経済力に依拠するって構造を踏まえているってのは驚くべきことだろうケドも。
 いや、何が言いたいか自分でもよくわかんないのだが、絢辻上崎で、甘ったるい恋愛観に釘を差すって構造がなんとも面白かった。そんな都合の良い恋愛観に夢見んなよってのがね、まぁ視聴者が見たいものとはちょっと違うとは思うんだが、良心的なものを感じないでもない。理性で相手を選ぶのもなんだし、感情で突っ走るのも考えモノだろう。まぁそんなワケでバランスは非常に取れているものとかんじざるを得ない。で、やっぱちゃんと楽しめるように作られていて仕事してんなぁと。でもこちらの下心を見透かされていて、なんか薄気味悪いという感覚は拭えないな。サビから始まる2ndOPは結構胸に来たし、BGMもなぜか心に残るものがあって、要所要所が押さえられている感じ。なんかストレートにいゝと評価してしまうと見苦しいような気もするし、そこらへんスタッフもわかって作っているだろうから、クォリティは非常に高いと思うけど、おもろで勘弁して下さいといったところで。