昨日は晩飯を喰う前に寝てしまってたり。

 して、アリバイ的に更新しただけ。アニメ視聴もしてないですし、月火の疲れが出たようです。
 実は今日あたりはスッキリしたせいなのかどうかはわかんないんですが、結構言及したい事柄があって困ります。まず、

  • きょうのいきいきホットラインは

 Uターンなどの帰農がお題のようだった。今朝の通勤でのラジオ聴取でも限界集落*1http://www1.ocn.ne.jp/~yamano/inqui.htmについての言及があって、なんか迫るものはある。
 一つの視点として、都会生活者が都会でのドライな人間関係に疲れて田舎にあこがれて帰農するという方向と、人がどんどん都会に流出し、自分の田舎が寂れて困るという田舎在住者のすれ違いが問題になっているような気がした。田舎に元々住んでいる人たちは、たしかに人が少なくなって、それまで分担してやっていた仕事が個人に集中して大変になり、都会からの帰農者にその仕事をやってもらいたいという点と、都会で適切なコミュニティが築けていれば都会に居残っているはずが、ギスギスした人間関係に疲れてむしろ人とは関わりたくないという点がまさに衝突しそうな勢いではある。投書では、やっぱり都会からの帰農者に村おこしのためにコストを負担して欲しいというのと、いや、もう農業をしてもらうだけでもありがたくて、不便な冬には都会に帰ってもらっても構わないし、都合のよい時にだけ田舎に関わってもらってもいいという意見の二つが紹介されていた。まぁ新しくその地域に入ってくる都会生活者は、そもそもその地域での幼いときからの体験を共有しているわけではないんで、後者のほうが無理はないわな。で、状況を見ながら両者が少しずつ歩み寄っていくってのが理想だろう。理想だからといってそうなるとも限らないし、ヨソ者である都会生活者がそれまでの村のやり方を一切無視してやりたい放題やっていいわけでもないしな。
 ま、田舎在住者はなんで自分の地元から人間が流出したのか、その原因を自分の胸によく手を当てて考えるべきだろうし、入っていこうとする都会生活者も都会を捨ててまで田舎に来る理由ってのをやっぱり自分の胸によく手を当てて考えるべきだろう。もちろん田舎在住者は、地元を捨てずに踏ん張っている努力はしているだろうし、わざわざ都会の便利さを捨ててまで不便な田舎くんだりまで移住しようという都会生活者の意気も考えないとはいけないと思うが。

  • 香川の行方不明の事件は報道のされ方が胡散臭いと思っていたのだが…。

 やっぱり重要法案を通すための目くらましだったらしい。今回は防衛庁の不祥事との二段構えだったので、かなり騙された人が多いんではなかろうか。まぁ実は労働者にとっては福音だというものかもしれないんだけど、今のところ家族だんらん法のステップアップらしいというのが某巨大掲示板での懸案事項。
 改正最低賃金法が成立 ワーキングプア解消狙う

2007年11月28日15時29分

 最低賃金の引き上げを図る最低賃金法改正案と労働契約の基本ルールを定めた労働契約法案が、28日午前の参院本会議で賛成多数で可決、成立した。民主党は当初、両案に対案をぶつけて対決姿勢を強めていたが、衆院で与党との修正協議を経て、賛成に転じていた。

 改正最低賃金法は、生活保護以下の収入しか得られないワーキングプアの解消を目指し、最低賃金を決める際、「生活保護に係る施策との整合性に配慮する」ことを明記。修正協議で「労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう」との文言も加わった。最低賃金未満で働かせた企業への罰則も、労働者1人あたり「2万円以下」から「50万円以下」に引き上げる。

 労働契約法は、採用や解雇などのルールを明確にし、労働者個人と企業との紛争を抑えることを狙う。修正協議では、非正社員の待遇を改善するため、労働契約を「就業の実態に応じて均衡を考慮しつつ締結する」との原則も加えられた。

 また、職場での介助犬受け入れを義務化する身体障害者補助犬法改正案と、介護の質の向上を目指す社会福祉士介護福祉士法改正案も可決、成立した。

 要旨は、

経営側が一方的に変更できる就業規則が契約とみなされる

 ということにありそう。まぁ後付けでいくらでも経営層のいいように労働者の締め付けが合法的に行われるわけだ。サーヴィス残業をしても残業代を一切払わないという就業規則を無理矢理押し付ければ、いくらでも残業代を払わずに合法的にタダ働きさせられるわけなんだ、実質家族だんらん法と一緒になるのでは?と憂慮されている。まぁ今まで残業手当を支払わないで残業させたら一応違法だったわけだが、会社の規則で残業代を払わなくていいと決められていたら払わなくてもいいと合法化されたということですわな。まぁ現状の追認といえば追認で、状況が劇的に変わるか?と言われれば変わんないとは思うんだが、派遣法の改定の後の小泉政権のたった5年間で非正規雇用が激増して一般化したことを考えると、案外悲劇は早めに訪れるかもしんない。
 で、コレを民主党が最初は反対していたらしいが、どうやら民主党も賛成したらしい。この法案への賛成と引き換えになにか国民のためになるものを得たのか、それとも経団連経済同友会あたりから盛大な鼻薬を嗅がせてもらったか、そこらへんよくわかんないんだけど、共産党以外は賛成ってどうなんだろう?。まぁ国民を裏切ったのか、それともなにかの駆け引きの材料にしたのか、それとも実はこの法案は国民のためになるものなのか見極めていきたいとは思う。
 しかし、全国にそれこそ数え切れないほどある行方不明事件のうち、なんでわざわざ香川というローカルで、しかもニュースにして全国に流してまで国民の注意を喚起しなければならないほどの危険な案件でもない事件を大々的に取り上げるのか、ずっと不思議に思っていた。殺人という行為自体がヤラセや捏造だとは思わないんだけど、自民党の勢力の強い都道府県だと、警察からマスコミに流される情報にはかなり恣意的な操作が入る(自民党に都合の悪いニュースはストップし、イメージアップになるものはドンドン流させる)わけで、実は各県警あてに1週間以内ぐらいで解決しそうな事件ってモノを自民党が捜させていた可能性はかなり高い。労働契約法なんていままでにほとんどマスコミが露出させてこなかったし、日経なんかは目に付くところには最低賃金法改正のニュースしか置いてなかった。ほかのマスコミがどんな取り扱いをしているのかは調べる気もないのだが、どうやら国民に知られたくない法案がこの労働契約法関係のもんなんだろうと今は思っている。

  • 日本が壊れているという18時台のニュースでは

 老人がクレーマーと化しているらしい。ここ何年か老人の万引き件数が激増しているらしくて、老人のモラルが急速に落ちているらしい。解説員によると、都会では地域コミュニティが崩壊していて、悪いことをしてもコミュニティにどう思われるのかを気にしなくてもいいので、そして家族がいないから万引き犯の家族が誹謗中傷を受けるということがないので、遠慮なく犯罪に手を染める老人が多くなっているらしい。地域のつながりがお互いを助け合うという面だけでなく、つながりを壊したくないという気持ちが犯罪の抑止力にもなっていたという、まぁ冷静に考えたらあたりまえだわなという単純な帰結ではあります。
 それにしたって別に地域にコミュニティが存在しなくても、個人個人のモラルがしっかりしていれば犯罪の劇的な増加には繋がらないとは思うんだよな。お互いに強く干渉しあわない代わり、各人が高い意識をもつってのはヨーロッパ的な個人主義なわけで。
 結局経済重視というか金儲け主義という自民党のやり方が日本をここまでダメにしたのだと思う。いわくゴネ得な社会風潮にした自民党の責任だろう。援助交際でも、女を買ったほうが悪いという報道を見ると、こりゃ自民党の利益誘導だわなと思う。
 何度も言及しているが、援助交際もごく初期はともかく、ある程度時間がたつと場を仕切るヤクザが組織的に売春をやらせるようになるわけで、当然ヤクザの行動力も賄賂も貰っている自民党としては、むしろ援助交際を運営させるほうには格別の便宜を図って経済規模を拡大するほうが金の入りもいいわけで、とうぜんやらせる方向に持っていくだろう。買うほうを処罰すればそいつの人生は終わるが、売るほうを処罰しても、数年もしくは数ヶ月で娑婆にもでられるわけで、また同じ商売をヤクザ主体で続けることができるんで、ほとんど被害はない。援助交際をするガキどもにとっても、彼女ら自身は被害者ヅラをしていれば処罰すらないわけで、こりゃとんだ社会破壊だわな。
 また受益者が負担している以上の無理難題を医者や教師に押し付けさせて、自民党が自分の手を汚さずに患者や保護者に教唆して医療や教育を破壊させたのも記憶に新しい。すべてゴネたもの勝ちの風潮にしている。そりゃ国民全体が「ゴネなきゃ損ソン」となってもおかしくないだろう。老人にもなれば頭も硬くなって聞き分けがないだろうし、ちょっと頭の回る老人ならボケたふりしてゴネときゃ問題ないだろうと考えても無理はない。老人がダメ、その子世代のモンスターペーシャント・モンスターペアレンツもダメ、その子もゆとり世代でダメと、もう日本全体から人材が払底している状態だわな。ホントどうなるんだろうね、この国は。

*1:65才以上の高齢者が半数を超し、一人暮らしが増え、社会的な共同生活が難しくなっている集落をいいます。