史上最強の弟子 ケンイチ 第50話「史上最強の弟子 ケンイチ!!」

 どちらかというと天然のほうだったけど、まぁ偽善に餓鬼が怒るってどうなの?という気がしないでもない。
 自然に終わりました。師匠が何人もいて弟子を育てるってのは、子供を社会が育てるってことのメタファーだろうし、この作品のテーマである、戦いは人を助けるためってのはメッセージとして確かに伝わった。最初あたりは割とトレーニングの意図について言及していたような気がするんだけど、そのうち興味がなくなってしまったわけで、そこらへん単調だったのかな?。
 師匠達の構成に比べて、ラグナレクのメムバー同士のつながりがあんまり無くて、そこらへんテキトー感が漂ったのが残念。キャラ的な練りこみができているのがキサラたん→フレイヤラインと谷本君ぐらいで、あとが並列ってのは惜しい。ジークがいかにも色物で浮いているのが残念でたまらない。
 まぁケンイチの立ち位置が確固としているので、そういうストーリーと割り切りもできた。というか美羽のムチプリぶりを抑えたらゴールデンタイムで小中生向けにもいいんじゃねぇの?単純だしといった感じか。前回のおさらいが長い回もあって、またかみたいな感じはあったが、定番なだけにこれはおかしいという展開は無かった。またお遊び回のバランスも良く手堅くまとまっていたという気はする。
 自分は途中あまり気を張った視聴をやめて、気軽に楽しむ態度に変更したので流してみる分には不満は無かった。メッセージの部分は単調で、あまり複雑さを期待するような作品でもないだろう。絵も音楽も特に問題も無く。自分にとっていわゆる可も不可も無い作品。おもろ。