らき☆すた

 原作者脚本による最終話、なかなか良かったような気が。
 結局途中で感想を打ち切ったんだけど、それが正解不正解というより、日常の小ネタに突っ込むことがそんなに意義のあることとも感じなかったわけでして…。まぁスタッフに言わせれば、そうさせることが狙いとでも言うのかもしれませんが。
 最初っから最後までぐだぐだバカ話が続きました。どこにでもある日常、会話。で、それがかけがえのないものという大げさなものでもなかったし、そうあるべきものとも感じさせなかったのはスタッフの勝利なんでしょう。別にストレスを感じることも無かったし、なにか学ぶものがあるとも思わなかったしで、やっぱり全部今振り返ってみたところで記憶に残るものがない。でそれがいけないのか?と言われれば、そんなことは全然無い。
 構成がどうのというより、最終話を見て思ったのは、原作者といい、多分アニメスタッフといい、ゆるゆる過ごせた高校生活が心から好きな感じがする。まなびストレートにも、祭りは準備している時が一番楽しいといった台詞があってすごく重なる。そしてそれは大人という完成品になる準備をしている学校生活が楽しいという風にも繋がるんだろう。たぶん私がこの作品から受け取った、数少ないメッセージはそれなんだと思う。
 感想を続けてても、結局エピソードにツッコむ程度だったと思うので、そういうバカ話をネット上でも繰り広げて欲しかったんかな?と思わないでもない。冷静に考えても、これだけ抑揚が無く、物語としてはサザエさん以下の構成なわけで、でもそのゆるゆるが心地よいというか。正直見なくても全然困らない作品なんだけど、クロニクルとしてチェックしておくべき作品だといわれれば否定は出来ない。まぁ無駄にクォリティが高いと思わないでもないが、そういうこだわりこそ江戸爛熟期の退屈しのぎともクロスする部分があるんだろう。粋?。まぁさして褒める必要もないし、けなす必要も無い作品だと思う。おもろ。