まぁ、値上げだよな。

 首都高速、都内は400円〜1200円・距離別料金、来秋めど導入

 首都高速道路会社は20日、来年秋の導入を目指す新しい通行料金制度案を発表した。現行の均一料金制度を改め、通行距離に応じた金額を徴収する仕組みに移行するもので、東京都内の路線では最低料金を400円、最高料金を1200円に設定した。自動料金収受システム(ETC)による支払いが前提で、現金支払いの場合は距離にかかわらず最高額を求める。月末まで利用者から意見を募ったうえで、来春をメドに最終案を決める。

 首都高案では、都内を中心とする東京線について、通行距離3キロメートル未満は400円、32.5キロ以上は1200円に設定。その間は1キロから1.5キロ増えるごとに、50円ずつ段階的に加算する。10キロ以上19キロ未満の距離帯だけは700円で固定する。一律700円の現行料金に比べ、10キロ未満だと値下げ、19キロ以上だと値上げになる。

 神奈川線(現行は一律600円)、埼玉線(同400円)も同様に通行距離に応じて料金を段階的に上げる仕組みとする。(22:01)

 10㌔未満は値下げって言うが、短い距離を移動するのに高速道路を使うメリットがあるのか?。その距離だと時速60㌔で10分であり、仮に時速100㌔で走ったとしても3分ぐらいの短縮にしかならず、下を使って信号待ちも含めて倍の時間かゝっても10分のロスにしかならない。結論として、短い距離に高速を使う利用者なんて普通はいないのであって、長距離利用者が多いのを狙い撃ちして値上げしたんだろう。まぁ首都高は使わないんで、短い距離でもありがたがって使う人が結構いるのかも知れんが。
 アメリカのサブプライム問題だって、普通ならブラックリストに載るような人間相手に金を貸し付けてこき使うという構造があり、いま経団連が消費税増税法人税減税をセットで希望してくるあたりも、貧乏人の懐を当てこんで金持ちの懐を暖かくするという構造。
 某巨大掲示板を見ても、法人税減税をしても、それで浮いた分は労働者に分配しろって論調があって、この主張も企業の経営層が今までリストラと銘打って労働者の給料を減らして経営層の報酬の大幅アップをしていなかったら乞食の論理だよなとは思う。労働者が経営層に金を恵まされているだけであって、経営層は態度がでかい乞食だわな。で、実際には金だけは唸るほど持っているのに、働きもしないで労働者の懐にたかっているわけで、経団連も恥も外聞もねぇなぁと心配すらしてしまう。
 で、自民党工作員がまた公務員叩きをしていて、日本の法人税は高いとホザいていた。公務員以上に従業員イジメをしていて、

「業界ナンバー1になるには違法行為が許される」(林純一 人材派遣会社クリスタル(現在グッドウィルに吸収)社長)

 と、民間のほうが明らかにおかしいわけで、公務員を叩いて民間レベルにまでし、違法行為がまかりとおるようにするよりは、民間のレベルを高めて、経営層が命じる違法行為を厳しく取り締まるほうが民間の労働者にとっても益になることだと思うんだが。丸投げ中抜きの構造をなくせば可能だと思うんだがねぇ。
 まぁ偉そうなことを自民党経団連も言っているのだが、結局弱いものイジメをして、懐から金を抜き取ってるだけじゃん!ということで。総裁選挙でも結局自民党自身が国民と対話する姿勢を示して支持を訴える候補者も皆無だしな。対話って言ったってTMのように、話を聞いているフリだけして、その実自分の意見だけしか叫ばないしな。