OverDrive 第25話「Joy and sorrow are next door neighbors.」

 やっぱ失格でしたか。つーか、市民レースでそういう足切りはどうかと小一時間…。
 うーん、原作でも白眉のエピソードをここで持ってきましたか。まぁそうだわな。しかし原作では試合中にあの子供が感銘を受けるシーンが明示的にあったと思うんだけど、気のせいかなぁ。伏線ってほどでなくとも仕込みをせずに単発として出すと深みがなくなるってのがわかってないんかな?。あれだけ間延びしてたんだから、いくらでも埋める事は出来たと思うんだが…。
 で、やっぱり市民レースに招待選手がやってきて、ぐちゃぐちゃにするってどうなんだ?。雨が降ったりしてたから(で、大会新記録を出したっぽい雰囲気だわなぁ、やりすぎでね?)、脱落選手が多いってのはいいんだけど、厳しすぎというか。ミコトも失格とはいえ、あと5分ほど早く到着してたら完走できていたんじゃん。というかゴール前で寝なかったらよかったんじゃん!。やっぱ大会スタッフ撤収早すぎ。
 表彰式のトップ3の態度もなんだかなぁ。遥輔もミコトの心境・寺尾の縁の下の力持ちぶりを読めるぐらいだったら、あそこで暴れちゃダメだろう。参加費用を払っているとはいえ、別にスタッフが充分な報酬を貰っているようにも見えないんで(というか、アマチュアスポーツはかなりの部分ヴォランティアに支えられていることが多い。マイナースポーツなら審判ですら手弁当だったりするがな〜。)、すげぇ萎えるというか。商業的に演出として派手に暴れるという契約でもしてるんだったらね〜、文句も言わないんだけど。
 久しぶりに某巨大掲示板の自転車板該当スレを眺めてみた。まぁ原作の物語も脇が甘すぎるってのはわかるんで、非難する人の気持ちも大いにわかる。連載として動き出してからディテールを考えるってのも仕方が無いと思うんだが、そもそもアレは自転車モノを描いているわけではないだろうし、私自身もこの作品では自転車はちょっと気を惹く暖簾の一種だとしか考えてないんで、アレでいいとは思う。最近とみに展開が遅くって、アニメ版顔負けの間延びっぷりを示してはいる。実は原作を結構評価しているんだが、誤解されないようにいっておくと、やっぱり自転車ものとしてではなくって、思春期独特の自分をコントロールできない若者の蹉跌というか不幸自慢モノとしてであってですね…。
 で、第二期があるらしいがホント?。編集部の方針とか原作者の意向とかぶっちぎりで、自転車業界から情宣費として結構な金が下りているという噂だが。原作もそんなに話が進んでいないし、あくまで自転車のイメージアップのためにアニメに金を使うんだったら、別の原作を持ってくるか、オリジナルストーリーにするかして別のスタッフに依頼したほうがいいと思うんだが…。