この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜 第8話「羽山海己(後編)」

 前回の次号予告でいっていた危機ってなんだよ!。悲劇が待っているんじゃなかったのか。
 いやいやいや、結構作りこまれているような気がしましたよ。しょっぱなの祖父母との対談での航のあやまりといい、祖父母の物言いといい、こんな言い方もできるのかと半ば感心しながら聞いてました。どうも演技からは聞き取れないんだけど、海己も自分が弱いというのも表面的なところだけでなく、どうやら本質的なところも分かっているっぽい雰囲気。笑いながら涙を流して視聴してました。
 いつもなら女の子を苛めるなとばかりに航に詰め寄るハズのほかの寮生たちが、全員航の意を汲んで協力していたのには笑った。確かに限られた時間の中でたくさんの要素を詰め込まなきゃなんないから、あそこで航をイヂるわけにもいかないとは思うんですけどね。性急に話をすすめなきゃならないのはもったいない。そこらへん堪能したいのならゲームを買えってことなんでしょうね。2話でこれだけまとめられるんだから、1クールぐらい使って完成度の高い海己編を作れると思うんだが…。もう3人の紹介を終わっているからこそのこの展開って部分もありはするんですけどね。って次回先生かよ。ゲームでも攻略対象なんだろうな。
 あんまり野暮なことは言いたくないんだが、最後の演説シーン、どう考えても前・現政権へのカウンターだよな。