キャッツ・アイ 第29話 ショーは華やかに

 オチはそこかよ。
 今ならキャッツに狙われているというだけで宣伝にもなろうから、却ってデザイナーは喜ぶんじゃないかと思ったりする。どうせ遠目にはわかんないんだろうからモデルには模造品をつけさせるとか。それが正しいやり方だとは思わないんだけど、そういうスマートさはこの時代にはなかったんだろうか。誰も彼もがありうべき姿を求めていて、どん臭いまでにまじめ。浅谷警部補もこれで気が晴れて瞳への追及はなくなるんだろうかね?。
 キャッツが人間臭くなってきて脇が甘いというか、全体のねじがほどよく緩んできているような感じがする。いつでもスマートに成功するのも退屈するんだけど、かといって対してプレッシャーもないのに自ら窮地に陥るようになってきているのは、私ぐらいの歳になるとハラハラドキドキというよりはだれてきますよ。三姉妹の歳が若いからの詰めの甘さを表現しているんだろうか?。そういや冒頭課長が張り切っていたのにその後なしのつぶてだったり、執事が私もがんばらねばといっていたのはどうなったんだろうか?。オチで笑わせてもらったのでどうでもいいことなんですが。