いきいきホットライン

 今日のゲストは飲食店経営の人。物をわかっている人なんだろうなぁとは思ったが、落ち着きがちょっとないようにも感じた。

▼フードジャーナリスト 園山真希絵さん

 自分の飲食店(店側のミス)で人を待たすようなことがあったら、タダにするとか言っていた。まぁ飲食店の原価は3割未満と言われているから、それで好感を持ってもらってもう一度来てくれれば元は十分取れるし、リピーターになってくれれば優良顧客化というわけなんで、そこらへん消費者視点で聞いちゃうと見失うものが大きいと思う。行列ができる店になってしまえば、そういうサーヴィスをするかというところが分かれ目なんだろう。店側の論理をうまくとりつくろって消費者に紹介という視点で見ればなかなかに賢いと思った。
 つーか、んHKがなんでこの時期にこういうテーマを取り上げるのか邪推してしまう。待つ待たないの問題でもそうだが、復讐するしないの問題もダマしの構造があって、もちろんこれは手続きの点で考えるところはある。つまり、ある程度情報を明らかにした上で相手に選択してもらい、合意がなされた上でのことなら待つ待たないの件はそもそも起こらないのだ。番組中でもあった通り、初めから待たせることを知らせておけば、客はその時点で自分の都合と突き合わせて判断ができるのであり、その結果待つのを選択したのなら問題にならないだろうということなのだ。
 これが法律のことになるととたんにギスギスする。特に最近話題になっている加害者過保護の問題なのだが、加害者は犯罪であることをわかって罪を犯しているわけで、裁判所からして量刑を軽くしたりするという本末転倒なことをやっており、被害者はそれでも納得がいかないのに復讐は何も生まないからと説得されてしまうのだ。実はこれが曲者で、犯罪に関していえば、犯罪者は刑を終えてもまた同じ過ちを繰り返す、つまり再犯率が高いというのだ。結局復讐を思いとどまらせることは再犯を防ぐどころか、犯罪を犯しても量刑が軽いということを学習させて犯罪の拡大再生産を促す恐れがあるのだ。
 前首相は調べてみると面白い噂がどんどん出てくるもんで、そもそも地元では素行が悪くて初めは落選しているというのだ。そして当選の折には8クザの手助けを借りたというのだ。大学在学中のスーパーフリー紛いの噂や、海外逃亡の噂も本当かどうか、まぁ本当のことだったとしても本人が認めるわけもないんだが、もしかするとヤ9ザとの癒着構造で当選を重ねてきた疑いもあるわけだ。彼の祖父は刺青をした任侠者だったらしくて、それでも議員に当選するのは時代のおおらかさを感じないわけでもないんだが、そりゃヤク3からの指示もあろうというもんだ。しかし祖父のほうは戦争責任を追及されて公職追放されており、その子もその孫もなんの恥ずかしげもなく国会議員に立候補しているというのがなんだかなぁですよ。それで結局国民に負担をおしつけて自己責任、本人は私腹を肥やしていつでもトンズラできる体制にある。いやぁ、こんな羽目になるのなら、公職追放なんて生ぬるいことなどせず、一族根絶やしにしとけよ!と思うわけなんですよ。国家がそうしないから8ク3も勘違いするだろう。恩義を感じた人の孫なんだから、何十年も前ということならまだ忠義立ても残っていただろうし。
 大本営の頓珍漢な命令で特攻した、本当に国に殉じた英霊は死んでいるから彼らの忠義は国政に反映されることが今の今までなかったわけ…というか不可能なわけだが、安全地帯に座り込んで人を死に追いやった挙句、その責任をとらず戦後のどさくさで国家財産を私物化したような連中が政界に舞い戻ってきてまた日本を喰い荒らしている。日本を破滅に追いやった時点で復讐というか死をもって償わせとけばいいのに、なまじっか情けをかけるもんだからしぶとくはびこって日本をダメにするのだ。日本から謙譲の美徳がなくなったと言われて久しいが、そりゃそうだろう。我欲の強い人間が罪も償わずに権力闘争で善人を指導的立場から追いやったり、自殺に追い込んだりしてその気風が国民に届かないようになっているだけなんで。
 というわけで、もう負けるとわかっているのにアメリカに戦争を仕掛けて領土を失った挙句、アメリカの属国にまでなっているというのに、そのときの責任者が孫子の代まで国を喰い散らかしているというあきらかな結果が出ているわけなんで、復讐は何も生まないというのは、権力者が失敗しても下々のものは文句を言わずに忘れて奴隷のごとく働きなさいというミスリードにしかならないので、もうそろそろお花畑から帰りましょうということなのですよ。たぶん中国・韓国も日本の戦争責任のことをいろいろとやかく言ってもいるし、当然国内事情を日本非難で政治不信から国民の目を逸らせようとする意図はマンマンだと思う。しかし、彼らを納得させるには日本自身が日本をだめにした張本人たちを自分自身の手で処罰すれば文句をいわなくなるんじゃないか?。そしてそれはなにより日本国のために犠牲になった人たちへのなによりの責任の果たし方になるわけであって。そりゃ靖国神社という、終戦記念日には国家が金を盛大に使って祀り上げる式典におイタをした張本人を一緒に供養してしまっているわけなんで、反発しないわけがないだろう?と思うのだ。ここはきっかり大本営とか戦争指導者をきっちり一族郎党根絶やしにするぐらいに処罰をしないと、中国や韓国からいつまでも非難されつづけると思うよ。そしてそれはけっして「復讐は何も生まない」のではなく、復讐(きっちり処罰)しないと次の段階に進めないということになるんだと思うのだが。
 というわけで長々と書き連ねたが、社会情勢が人を忙がせる状況であるというのもわかるし、待つということを我慢したほうがその場をやり過ごすことができるわけなんだが、だから待つことに慣れましょうと結論を急いではいけないのではなかろうか。当然待たせてはいけないところでは手際よく、また相手に選択肢を与えてストレスを感じさせないようにしないといけないだろう。番組でもスリランカの食堂の話があったが、そもそも人が急がなくてもすむような、常に何かに急き立てられるような社会自身を変えるという視点なしに短絡的に結論を出しては、人々は我慢するだけ我慢させられて、耐え切れなくなって大崩壊ということになる。そりゃ政権はそうやって自分への追求が甘くもなり、追及される前に国民自身がストレスでダメになってくれたら願ったりなんだろうけど、それが幸せな社会かねぇ?。しなくてもいい我慢はあると思うよ。