がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第7話「なつのおしまい(ばいばい)」

 戦闘指揮官かくあるべし。
 そういう仕事っぽくないのに、やたら徹夜を強いる生徒会業務って何?。というツッコミはあるにせよ、徹夜続きで壊れていく生徒会役員の描写が楽しかった。というより、あれはアニメ製作の現場そのものなのか?。あとはたかちゃんの訪問→打ち上げで学校経営側の先行き不安を煽るという展開。http://d.hatena.ne.jp/fetida/20070129#p1
さんトコで、まなび退学→新しい学校の立ち上げという線はまんざらないわけでもなかろうと思っていただけに、この急転回ぶりに驚くばかり。まぁたしかに文化祭の描写を細部にわたってやられても、どうせ生徒会以外の生徒の企画なんてありふれたものばかりなので、やらないという選択はなるほどと思えた。まなびには見えて、同じ統括という立場にあるたかちゃんに(聖桜ではなく)自分のとこの文化祭がイメージできないのはなるほどだし、そしてそこにたかちゃんが羨望して止まないものがあるのだろう。でも勝敗を決めるのは結局金。
 まなび達がどう生徒を巻き込んでいくかというところに力点があって、巻き込まれた生徒がまなびたちの影響で格段の成長を見せるというところに力点がない以上、(キャラ余力がなく、またたぶんそれをやっちまったらまるっきりのファンタジーになると思う)まなびたちに想像以上の災厄が降りかかるというのは、構成に金月龍之介がいる以上読めなきゃならんよなと。
 まぁなんつーかWWⅡのドイツ軍ではないが、単独で綺羅星のような戦果を上げても大勢に影響はありませんでしたみたいなところがまたね。激情は煽られるんだけど、これはこれでファンタジーなんだよな。見たいファンタジーではありますが。