天保異聞 妖奇士 第19話「三人往壓」

 オッス、オラ土方。
 いやぁ、アトルも宰蔵もかわいかったねぇ。アトルの天然ぶりも宰蔵の世話女房ぶりも妄想を掻きたててくれますよ。臨時の役職でいそがしい身でありながら、こういうホッとする部分がいい隠し味になっとります。
 異界へのゲートが、好きなものへのあきらめ→勉強→世の中とはという割り切り→哲学的転回って流れで開かれている。異界に行くということが、ほんとうに異世界に行くということなのかと思っていたが、もうちょっと内面的なものなのかもしれないと思った。往壓の昔話はなかなかにして考えさせてくれました。まぁ脇差と妖夷の関連ってのがどう結びついてどう結論付けられるのかは次回以降のお楽しみということで。