キャッツ・アイ 第14話 クレオパトラの身代金

 おぉ。
 既に犯行の手口にはほとんど注目しなくなってしております。ヘリがどうの言ってもしょうがない。
 もう瞳の惚け心を俊が信念と言っていたりしてニヤリですよ。こういうセンスは今通用しないだろうなぁ(遠い目)。ヴァーチャルな三億円の行方を巡って口論するのもうまくできていた。ついつい課長と俊の仕草の陳腐さにごまかされそうになるが、脚本のキレを感じさせる。もしかすると原作のセンスなのかもしれないが。
 部長がクローズアップされてようやくわかってきたんだけど、描写こそされないが、キャッツ専属なのに一向に成果の上がらない内海刑事のことについて、課長は上のほうからいろいろ言われている*1んだろう。課長は口に出して俊に言うことなどしていないが、今日は(やっぱり)そのことを隠しながら俊に当たっていた。犯人に要求されたからといってすぐに三億円が用意できるはずもないし、用意するにしても手続きを踏んで上の裁可を仰がねばならず、警備もつけずに輸送して奪われた事情を考えると、どう考えても許可がおりるはずもない。逆探知のところでの5千万の話もうまく最後の言い争いのところとつながっていて感心する。
 他にも見所はあったんだけどまぁこのぐらいで。前回からEDの歌詞が英語に変わっていてびっくりした。

*1:それでも課長はキャッツの件を俊にまかせている。あと、井戸の回で俊がキャッツから絵を守ったと課長は認識しているだろうし、前回で人知れず俊が奮闘したという描写があることで、それ以降の話に深みが増している。