よーわからん。
目撃者の処理として別に違和感があるわけでもないのだが、なんでこういう形にしたのか、というよりなんでこのエピソードをここではさんできたのかよくわかりませんでした。まぁシャーリーとの積み重ねの描写がないからといって文句を言うわけでもないが、ルルーシュがここまで感傷的になるってのは決意が足りないだろうとは思うのだ。別にルルーシュにだって少年の心があるということなのかもしれないし、超人ではなくルルーシュだって人間関係で悩む普通の男ということであるかもしれず。今期が終わって振り返るとスタッフの意図が見えてくるのかもしれない。どうも事態の進展を待ち望んで前のめりになっている視聴態度を引き戻されたような戸惑いを感じた。
目撃者がシャーリーで、シャーリーが撃ったとしたらヴィレッタだというのは予測できるんだけど、これまた都合よく生き延びさせて黒の騎士団の一人と邂逅。禍福はあざなえる縄の如しといえばそうなんだろうけど、やっぱりこちらでもすっきりさせてはくれない。
今回初登場のマオとやらもよくわからんかった。混乱要因のようだが、OPでちょっと描写があるだけなのでとりあえず引っ掻き回して一時？退場という形なんだろうか。
まぁ第一期までがルルーシュなりスザクなりの超能力がぶつかりあうことでくるくる変化する場面の爽快感って楽しみが、第二期に入って複雑性を帯びて停滞感に変わったってのが、もどかしさの一つなんだろう。引っかかるところもルルーシュの決意のぐらつきぐらいなもんで、もともとパワーバランスの崩れた本作では目ぼしい破綻は見当たらない。ただもう、ルルーシュの弱いところなんて見たくはなかったってのに尽きるとは思うんだが…。視聴者って勝手なもんだよねと自分を振り返ってつくづく思う。
