いいとか悪いとかの話ではないのだが

 安倍首相が報酬を返上したとか、本間税調会長を辞任したとか責任進退が激しい。安倍首相の返上は全く意味が無いと思うんだが、本間氏の方はどうなんだろうな?。自分としては別に仕事のほうをしっかりやってくれてれば、私生活が乱れていようと関係ないと思う。日本国民、それも企業とか利権層とかいうごく一部の日本人ではなくて、日本全体のためになるような仕事をしてくれるんなら別に愛人を公舎に入れようと入れまいと不正支出があったわけでもないんで、どうでもいいんです。むしろ私生活はしっかりしているけど、利権層に有利な制度にする人のほうが格段困る。
 だからちょっと今回の辞任騒ぎの真相が明らかになるまでは、よくわからないんですよ。どうも本間氏は小泉政権での仕事っぷりが評価されて税調会長に就任したらしいのだが、どっち側の人間なのか判断できない。最近企業減税とか消費税アップとかホワイトカラーエグゼンプションとか、非正規雇用の待遇をアップさせるのではなく正社員の待遇を下げるべきとか政府の言うことは弱者切捨ての利権層保護のダメ発言ばっかり。本間氏がそういう強気を助け弱きを挫く方針を主導していたというのなら、愛人関係というのはただのきっかけで、彼の仕事っぷりがダメだから刺されたというのであれば拍手喝采だが、経団連とか利権層に目をつけられて刺されたというのであれば気の毒というしかない。
 あと18時台のニュースで、2050年頃か50年後のことだったかはっきりと覚えていないんだが、日本の人口は9000万人ほどになるらしい。人口が減るのはむしろ歓迎すべきことだと思うんだが、恐ろしいのは高齢者が40%ぐらいになっているだろうとのこと。高齢者の定義が60歳以上なのか65歳以上なのかわからないが、どっちにしろ未成年層を除けばほぼ労働者一人が支えなければならない老人が一人という凄まじいことになってしまうわけで、最近発表された出生率下方修正も含めてお先真っ暗感が否めない。たぶんそのころには私自身は老人か死んでしまっていることだろうと思うのだが。自分が20歳ぐらいのときには一人の老人を5人が支えるという話だったような気がするんだが、どうなるんだろうな?。
 それでアナウンサーだか解説員だか知らないが、また働く女性の支援とか言っていた。彼女の言によると、子供を産むと7割の女性が仕事をやめてしまうそうだ。だから女性が働きつづけられる環境を整えることが重要とか言っていた。あと若者の就労支援とか。もうバカかと。世の中そういう方向に変わってきているのに出生率が下がっているという、結果を見れば意味が無いということになぜ気が付かないのか。
 そうそう、今日いきいきホットラインを聴いた。今日もアンコール放送だった。

中高年男性をめぐる気がかり
防衛医科大学校教授 高橋祥友

 もう自分も中年なんだろうなと思うのだが、中高年の鬱や自殺についてのお話だった。これこれこういう事例があるが、それには切ない理由があるんだよという内容。対処療法的なことやこうなったほうがいいんじゃないという提案も含めて心に染み入る内容だった。まぁ自衛隊はかなりストレスの高い職場だと思うんで、そこらへん深刻な症例がいくらでもあるんだろう。イラク派兵にしたって、あれは小泉のお追従がいけないんであって、現場の自衛隊員の皆様方におかれましては一向に責任のないお話だと思うんですが、そういうことで現場でも非難されてしまうんだろう。自衛隊員に食って掛かるプロ市民に刃向かった神戸淡路震災被災少女のお話は泣けるんだが、まぁそれは別のお話で。
 なんつーか、なんでそういうことをするのかんHKの真意がよくわからないんだが、一番最後に紹介された投書がホント切なかった。50歳で自殺した夫を持つ人からのお便りだったのだが、中高年の人たちに自殺するなというメッセージを送っていた。内容によると、後に残されたものの気持ちを考えたら自殺されると困るというのだ。家族が夫を責めることもあったらしいのだが、心優しい責任感のある夫だったらしくて、今も残された家族は立ち直れないらしい。もう、バカかと。ヲマエたちがそんなだからその夫は自殺する羽目になったんだよと言ってやりたいぐらいだ。内容的にはそんな馬鹿げた投書よりはもっと示唆に富む内容が目白押しで、そのことにも触れたいのは山々なんだがとりあえずここらへんで。