寝てしまいたいのだが、

 最近ブログに注目していたのだが、こんな記事を目にしてしまった。404 Blog Not Found:出る杭を打つものは打たれない
 嘘かホントか藤原直哉氏のサイトでの小泉元首相の郵貯200兆をアメリカに売り渡した報酬に1兆のキックバックをもらったという噂話中でも、検察官は10億で黙っちゃうなんて話がポロっとでておりまして、まぁ検察も権力の強いところには喜んで尻尾を振るんだろうなと想像してしまいます。まぁ確かに私も10億もらっちゃぁ仕事をやめてでも黙るような気がしますが。どうやら検察の歴史には段階があるようでして…。http://blog.yoshiko-sakurai.jp/2001/03/post_37.html

河上氏は金丸事件も含めて、検察の歴史は4つの時期に区分できると説明しました。
「第1期は昭和28年の造船疑獄で吉田首相が識見を発動するまで。日本の混乱期で、力を持っていた検察は昭和電工事件など、自由にさまざまな事件を手がけることが出来ました。
第2期が、28年から51年ロッキード事件まで。第1期が検察の実力主義の時代なら、第2期は検察の逼塞の時代といえます。指揮権を発動されて検事総長はそれに従わざるを得ないことが明確になった。それでも当初は国会議員を逮捕するくらいのことはしていたのですが、元気が少しなくなっていた。そこにロッキード事件が起きて田中角栄を逮捕した。
けれども角栄はいよいよ力をつけて、政治を完全に動かした。もし田中を有罪に出来なければ検察は完全につぶされてしまう、というものすごい危機感が検察側にはあった。ですから検察は田中角栄を有罪にすることだけに集中したといってもいい。堀田氏など優秀な検察官をみんな田中の公判につぎ込む一方で、田中以外の政治家は逮捕しないというふうになった。それは田中公判への影響を恐れたからです。
リクルート事件など、その後の事件ではいきなり政治家を起訴したりしていますが、あの頃の事件は全て在宅起訴なのです」

在宅起訴というのは、起訴するときに被告人の身柄を拘置所に入れない、つまり逮捕も拘留もしないということです。

「田中以降の、政治家には一線を引いて検察が自ら非常に逼塞した時期が第3期。
この時期の終わりが金丸事件でもたらされたのです。金丸を逮捕もしない。取り調べもしない。検察としては恥ずかしいことです。国民からペンキを投げかけられたりした。
国会議員をやめた金丸を93年ようやく脱税事件で逮捕して、検察が自らの首を絞めた検察の歴史、第3期に終わりを告げることになったのです。
その後、検察がもとに戻り機能するような状況になってきたと思います」(河上氏)

 堀田氏は政治家としての田中首相を必ずしも憎んでいたわけでもないというのをプロジェクトΧで聞いたような気がする。しかし堀田氏がいくら優秀でもアメリカを含む利権の壁は厚くてとても情報収集には苦労したに違いないのだ。当時の検察はいわば手探りの状態で捜査をしていたと思うのだが、やっとの思いでそこに行き着いたのが田中首相への金の流れであったのだろう。検察自身は自分で苦労して掘り当てたと思ったら、実はそれはアメリカを含む田中追い落とし側があとから掘り返しやすいようにあらかじめ耕してあっただけで、実はうまく誘導されてしまったというだけのことなんじゃないのか?とも妄想してしまう。田中首相自身が金を溜め込んでいなかったとしても、彼を経由する金の量はきっと凄まじかったに違いなく、やっぱり地元だけに利益を誘導することを重視していたのかもしれないが、もし本当に彼が日本全体の発展を願っていたのなら、検察はアメリカの誘導どおりに動いて自ら日本の発展を潰してしまった可能性も考えられるのだ。上記の河上氏の発言がリクルート事件最大の犯罪者の可能性のある中曽根元首相の逮捕を見逃したことには触れないで、田中派の金丸叩きに言及しているのは怪しすぎる。検察自身が日本をだめにしてしまった張本人であることを認めたくなくて、その責任をすべて田中派に押し付けようとしているようにも見えてしまう。なにしろ中曽根にしたって、首相になるときには田中元首相の承認を得たらしいが、中曽根自身は田中を裏切ってもいるのだ。検察にとっては田中のイメージを下げた功労者というわけだ。そして検察がもとに戻り機能するような状況とは、最近の粉飾決算で言う、脱税額が多いところほど見逃すという状況をさしているのだろうか?。金をたくさん持っているところほど攻めにくく、なかなか起訴できないということも考えられるが、金をたくさん持っているところほど検察を買収しやすいってことはないんだろうか?。冒頭のリンク先にもある通り、検察をチェックする機関も法律もない状態で、自分が叩かれないことをいいことにやりたい放題やっているんだろうか?。現場は真剣に仕事に取り組んでいるのだが、人数が少なくて事件を解決するまでに至らないというだけなんだろうか。すべては謎である。でも自分なら検察官になって利権層に上手く取り入って10億ぐらい恵んでもらってあとの人生悠悠自適に暮らしたいな。