すまん、N.H.K.は後で。

 えーっと、与党の都合の良いように教育基本法の改変に結びつけようと高等学校の必修科目未履修問題を槍玉に挙げてきたものの、少々混乱してきているっぽい。というか、むしろこの混乱は狙ってやっているもののような気がしないでもない。いじめ問題にしても、やはり法律改案の為の呼び水にしたかったっぽいが、文部省ではなく教育委員会以下の現場の責任に持っていくことができたのは政権的には成功でも、現場が混乱したまゝなようです。まぁ当初の目的は果たせたから後はどうなろうと構わないって感じですかね。むしろ現場が炎上してくれたほうが、こっそり物事を運ぶのに都合がいいような気がします。まぁ新聞の片隅になんか法案が通ったよ!みたいな記事を見つけていただきたい。三菱自動車のリコール問題のときにも、 件数的には豊田自動車の故障のほうが実は多かった という事例があるので、政府がマスコミを使って大騒ぎしている間は、政権が後ろ手に何をしようとしているのかを厳しくチェックする必要があるのだが…。この件にしたってどうせ「ゆとり教育などの政府の方針は間違っていない、現場が勝手にやっているおかげで教育がめちゃくちゃになっている」という風になんとなく誘導されていくと思う。