格闘美神 武龍 REBIRTH 第24話「悲しい色やね」

 前回の足による発勁二連発の後の発勁を蘭が受けたのはわざとだと思ったんだけどなぁ。
 まぁ結局毛混の言う活人拳は全然鈴音に伝わっていなかったわけで。確かに無心にはなっていたのだろうけど、蘭を倒すこと以外何も考えていないという状態にしかなっていなくて、発勁を実際に放ってしまう前に力の差を見せ付けて相手のやる気をなくさせるってのが理想なのではなかったのかと…。しかし曹春楊がすごい人気になっているな。前シリーズで曹家を救うために孫を殺してくれとまでいっていた福生と鈴音を救うために何とかしてくれと蘭に頼む春楊が重なっていて面白い。しかし奇跡の拳が発動したようですが、無になることですら蘭はわかっていなくて、試合中に気がついたという描写になっていました。蘭はもうある境地に達していて韜晦していたというわけではなかったようです。次回が最終回だと思うんですが、もう鈴音の発勁を蘭が奇跡の拳で受け止めた時点で物語的な勝負がついてしまったと思うんですが。
 中抜けが気にならなかったわけではありませんが、格闘モノとして迫力のある動画になっていたように思います。わたしは説教臭いのはあまり気にならないのですが、わりと今シリーズは良く出来ていたんじゃないかと思います。オチのつけ方はカレイドスター並みになるかもと思ってみる。まぁカレイドのオチは観客も一体となったショーとかでしたが、さすがに格闘モノでそれは無いかなとは思いますが。でもカレイドは観客席から演者がしゃしゃり出てきて踊りだすのにはびっくりしましたよ。