となグラ! 第11話「浴衣と花火と切れた鼻緒」

 いきなり正しい青少年恋愛講座の巻。
 人間関係の描写にはなかなか丁寧なものがあって感心していたのですが、ちょっとこれはないだろうとオジサン的には思った。なるほど近代的個人の確立というよりは市場原理主義による動物的欲望の喚起せる今日この頃ではありますが、なんつーかもうちょっと隠せないかねぇ。妹を見守る勇治のあり方には感動すら覚えたのに。…今となっては妹に気を遣われる勇治ではありましたが。まぁそんなことを言っても流れ的には十分自然ですし、前回のトラブルからの回復指南としてはそんなに気にするほどでもありません。というかいきなり海から場所がとんでいてびっくり。帰りの気まずい雰囲気は確かに無いほうがいいかも。
 女衆の浴衣祭り。中学生はお子様ということでTOYがモチーフ。高校生はさすがに大人というか成熟を示していて、生殖器がモチーフ。初音はカンパニュラ、香月はダイアンサス(でいいんだよね?)、ちはやはイポメア、まぁ日本古来の植物で浴衣には馴染みのデザインですわな。やっぱりヒロインはラベリングというか明るい色を基調としておりました。やわらかい黄色。花言葉までには気が至らないんですが、なんとなく雰囲気は伝わってきますよ。