N・H・Kにようこそ! 第7話「モラトリアムにようこそ!」

 あざとかったんだけど、なんども一日限りの恋人を申し出る岬ちゃん@牧野由依はなかなかかわいかった。
 「二人一緒ならきっと大丈夫」なんて、佐藤君に言っているようでありながら実は…。ということもありますが、まぁ今回はデートの場面がなかなか微笑ましかった。女を退屈させないのは男の役割と言わんばかりのわがままさは全然なく、かといって気を遣いあえば穏やかなひとときが過ごせるというあり方は見ていて和む。物語上で岬ちゃんが負っている役割を一切考えないで、こういう女の子を演じたときには牧野由依はなかなかの破壊力を持っていますなぁ。こういう武器を見せ付けておきながら、実は佐藤君には恋愛感情をいだいてなさそうな岬ちゃんというのがまた罪作りな作りであります。最後も切れ込みが鋭かった。人(佐藤君)の領域にはずかずかと踏み込むくせに、自分の領域には踏み込まれたくない岬ちゃんというのもはっとさせられます。