コヨーテ ラグタイムショー 第4話「過ぎ去りし日々」

 ツッコみどころは多かったんだけど、確かにわくわくはした。
 まずあの時代に貨幣が紙媒体の形で保管されているのが?。別に未来の通貨がデータになっているはずともそうであるべきとも思わないんだけど、もうちょっと安定性と希少性、非複製の何かであってもよさそうなもんだが。まぁ物語なんで視聴者にわかりやすい形ではあるべきだから順当ではありますが。銀行のセキュリティの陳腐さ加減は言い出すときりがないので以下略ということで。
 まぁ最後の台詞に象徴されていましたが、金自体が目的ではなく、いかに泥棒を通じて人生を楽しめるかが海賊稼業のモチベーションらしい。サラリーマンをやってると確かに見たい夢ではありますな。ただ生活感がないっていうか、存在の後ろ盾があやふやなのでファンタジーですよ。ブラックラグーンではロックが気楽さを手に入れるのと引き換えにしたものが描写されていたんですが、これにはそれがない。ただ、それは非難するようなことではなく、まさに大人のファンタジーとして作られているんだからそれを楽しむってのが筋でしょう。ほら、今回は出てこなかったけど12姉妹なんてその最たるものだし。