ガラスの艦隊 第12話「落日のごとく…」

 王道は王の道って、そのままじゃん。
 今回はわかりにくかったかな。今までは言い含めるような進行の仕方で、そのなかで大時代的な言い回しとか様式美を見せ付けてくれていて、それが私にとっては魅力的だったのですが。なんかストーリー構成の人の頭の中にはやりたいアイデアがいっぱい詰まっていて、先を急いでいるような感じがした。
 高機動艦隊との交戦は結構迫力がありました。やられ役だというのはわかってはいたのですが簡単に退場しなかったのは良いと思いますよ。三番目の敵艦に突っ込むとき、脱出艇と思しきものが見えたんですが気のせい?。
 裏切りは見ていて気分が悪かったなぁ。ヘクターって結局勝ち組になりたかっただけじゃんという感じで、私的で悪いのですが、職場をついつい思い出してしまいましたよ。今居るところだけでなく今までもよく似た目に遭った*1ので。というかミシェルって総大将じゃなかったんですかね?。公式にはヘクターは参謀って書いてあったような気がするのですが、参謀って司令官のそばに居るもんじゃなかったのかな?。外交ってか渉外担当もやってて、勝手に講和なんてのは考えられないんですが。ただ、ミシェルが不在のときはヘクターがあのいかにもまとまりのなさそうな集団を切り盛りしていたであろうから、今までの描写だと全然不思議ではないんですがね。でも各艦隊司令の支持は受けてなさそうな感じ(むしろ艦隊司令たちはミシェルに忠誠を誓っていたっぽい)なので違和感は否めません。ヘクターが勝手に講和→各艦隊司令わけもわからずポカーン が真相ではなかろうか。
 剣戟では勝利したクレオがヴェッティの首を取る段になって固まったのはどうしてかな?。たぶんあとから説明があると思うんだけど、むしろクレオが勝利した時点でラルフがヴェッティをつれて脱出ぐらいのほうが自然だったのに。クレオが「逃げるとは卑怯だぞ〜」ぐらいの捨て台詞を吐くぐらいでね。まぁ種明かしを待つことにしましょう。
 ミシェルは捕まったのかな?。次回予告ではアヴァンと同じ風景が映っていましたが。もしかしてアレは監禁場所だったんですかね。講和は成立したっぽいから、仮にミシェルが逃げおおせたところで革命軍に身を寄せるわけにもいかんでしょう。
 まぁ今までが型にはまっていたからこそ今回はどうも消化不良気味っぽく感じました。しかしこれは後々の描写のために必要な処理なのかも知れず、ちょっと今の段階では判断がつきません。

*1:どこにでもいいとこ取りして、あとはポイって人はいるんですよ。結構。わかっちゃいるんですけどね。まぁ次からは容赦しませんが。