旅立ち3日めなわけだが

 というわけでネタもないのに更新ですわ。
 ネットには触れることができるのでAriaや涼風の最終回感想を読んでみたいわけですが我慢がまん。もうそろそろ年末に向けて一週間ぐらいはアニメは全休になるのでしょうね。
 なのはA'sなんですが、グレアム提督について一言。また最近じわじわと話題を呼んでいるのか、団塊のメタなのかもしれずと思ってみたりしております。ただ、一般的な団塊が「文句は言うくせに実は自主性がなく、仕事は部下に丸投げで、職責として負わなければならないはずの責任も下の世代に押し付け」というものであるのに対し、グレアム提督は上司として無能*1ではあるものの、最善を尽くそうとはしているし責任もとろうとはしているという描き方にはなっております。
 まず、フェイトに対して「裏切らないこと」と釘を刺しているのがひとつあり、はやてにたいしての援助もありと心穏やかな描写になっております。凍結魔法についてはいろいろ考えることもあり、クロノの指摘も適切ではあるのですが、提督なりの最善を尽くそうとしたことは間違いないわけで。職を退いたのも潔いし。作品として提督と猫二匹の目くらましは余分と思っていたのですが、描写をあえてするからには作者なりのメッセージがこめられているのかも知れず。製作者の世代から団塊の世代への斯くあるべしというメッセージなのかも知れずとも思って見たり。まぁ私自身もうちょっと考えてみたいとは思います。

*1:グレアム提督だけでなく、団塊も無能と言い切ってしまうのは乱暴ではあります。最近の世の中の激しい流れに、果たして他の世代なら適切に対応できていたかなんてわからないわけで。