いつのまにか8月も終わりに

 今週のいきいきホットラインは国際交流と言いながら韓国特集です。少し聞いてみたのですが興味が湧きません。しばらく流していても内容がまったく頭に入らず、なぜか受信状況も良くないのでCDをリピート。
 涼風 第6話「告白」視聴終了。告白まではこう、何といったらよいか面映い感じがしていました。大和くんよかったねというか、見ているこっちが恥ずかしくなるというか。古臭いと切って捨てるのはあまりに簡単なんですが、やっぱり気になるのは深夜枠にわざわざこういう描写をいれてくることの真意ですよね。こういうアニメを少年期に見ていた30代をターゲットにしてるのかしらん?とも思えてきます。録画機器が発達した今を考えると、うがちすぎとは思いますが。
 物語の描写方法としては無難な流れで、新奇さはないものの堅実で外れはないかなぁと思ってみたり。いや、実は始まってしばらくは退屈と思っていました。流れが切り替わる寸前の“お帰りコース”の発言は'80年代に流行ったマニュアルを思い出しましたし。いつも通り大和くんの独り言は説明過多でうるさいことこの上なし…と思っていました。
 しかし告白してからの描写は緊張感が感じられました。わざとBGMを使わない演出、ヤスノブの対応など唸らされます。告白前には大和が饒舌だったからこそのこの落差が非常に効果的でした。大和くんが浮かれた人間という描写をしているからこそ、振られることに納得もいくわけで。もし彼が視聴者に深く感情移入するような描写がなされていたら、たぶんここで「なんで涼風は大和を振ったんだ?」という不毛な論争になるわけで。大和くんが今は不完全な人間だからこそ、この後の成長の過程を描けるわけで。というわけで結構話としてはまっとうでした。ヤスノブの台詞の間のとり方に違和感を感じはしたのですが、これは単純に時間が足りないからでしょう。絵の枚数を増やさなくてもいいから、5秒、いや3秒ぐらいは欲しかったような気がします。いや時間が足りなかったからいけないといっているわけではないんですけどね。
 しかしこの作品も音楽をまじめに作っていますよね。ラブコメなんだからもう少しおちゃらけたBGMを使ってくるかと思いましたが、旋律の美しい音楽が聞こえてくるので感心しています。もちろん売れてくれる分には問題ないのでしょうけど、制作側としてはOPやEDが売れるのを期待していて、サントラはどちらかというと力を入れてないような気がするんですが。音楽の点についてはぺとぺとさんおくさまは女子高生にも同じことを感じます。もちろん視聴者としては嬉しいんですけど、こんなところにまで全力投球していいの?という心配が…。

 今はてなキーワードをみて気がついたんですが、このアニメ全26話なんですね。どこにそんな予算があったのやら。私としては全13話のつもりで見ていたのでちょっと意外でした。