晴れだか曇りなんだか

 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 第36話「アスラン脱走」、今日は男性キャラについて。
 まず、ヘタレのアスラン。ストーリー的にはデュランダル議長が腹に一物を抱えた悪人という書き方を今しております。しかしアスランは議論を吹っかけて見事論破されております。そして逃げ。逃げるにしても新鋭機を奪ってすればいいのに、うじうじ悩んでいるうちに時間切れ。どうせプラントに居たって自分では事態を変えようもないのは本人にもわかっているのに、速く決断しないで追い詰められるまで時間を無駄遣い。連れて行くと迷惑になるかもしれないのにメイリンと一緒にコクピットの中に。
 と、書いてみるとホントにダメな奴だな、アスラン。まぁ物語上そういう役割を背負わされているだけなのでここでキャラクターに批難を浴びせるのは見当違いであります。シンが感情的に振舞い、残念なことに結果を出してしまうという描かれ方がされているので、アスランは思慮深いけど行動力が伴なわない人物という描き方なんでしょう。そろそろ最終結末のために物語を動かす必要があって(ロゴスと戦うといった時点でもう動いているのではありますが)、キレイ事は言うけれどやることをやっていないアスランに行動をさせ始めるといったところでしょうか。ここまで見てみるとこの作品はアスランが主役のようにも思えてしまうのですが、最後までそうなんでしょうか。まぁ語り部であることは間違いないようですが。
 さて、勢力図が書き換えられたのでしょうか。プラント&連合軍ロゴス反対派と連合軍ロゴス派(&オーブロゴス派か?)の戦いになっているのか?ちょっと判断がつきません。AAはまだ第三勢力なんだろうか?登場人物に焦点を当てるとプラントVSAAなんですけど、そうするにしたってプラントに悪の要素をわざわざ付け加えなくてもと思ってしまうのはNG?小さな子供も視聴すると思うので、そのための記号付けだとは思うんですが。