Phantom in the Twilight 第10話

 トワイニングじゃなくてトワイライト紅茶なのか。
 ありゃりゃりゃりゃといった感じ。困るんだよ、こうやってシナリオの質がガラッと変わっちゃうの。次回クライマックスのようだが、どう考えてもこの作品の本質は今回にあるとしか思えないわけで、しかも丸戸が脚本を担当しているからには、いくらキャラが中国人であっても日本の社会*1問題について日本人に語っていることは間違いないわけで、やはりもやもやする。
 なんかアレだが、結局そういう層向けに客寄せパンダとして乙女フォーマットをわざわざ踏襲していて、例えばリャナンシーの回は「おまえら退屈していると思うがこれだけの話作りはできるんだから後々示される結論まで我慢して待ってろ」ぐらいの意味付けだったのかなと思わなくもない。とはいえ、いくら今までの話がテンプレずっぽしの特に取り柄のないものだとしても、やはりちゃんと視聴してキャラに慣れておかないと今回の話だけ視聴してそれでよしってわけにもいかないものにはなってる。あー、この構図どっかで見たと思ったら魔装学園HxHとおんなじだネ。あちらはエロで釣って終盤まで客をひきつけておくって感じの。
 自分ずっと不思議に思っていたのだが、この作品男キャラにおけるBL要素がほとんどみられなかったところ。でもまぁ今回の話を見て納得ではある。別に視聴者がペアリングする分には勝手にどうぞってなもんだが、いちおう示したい主題がある以上、シナリオでわざわざその主題から気を散らすことはしませんよってところかな。

*1:むしろ政治