Phantom in the Twilight 第3話

 主人公、ちょっと静かになったかな。
 うーん、やっぱフォーマットやな。たらしだけどポリシーがあって以外に紳士的だとかもうね。個人的にこれはどーなの?というのが、わざわざなんらかの行動の後に、その意味を別キャラが説明し始めること。コレ自体はそうそう視聴して鼻につくってわけでもないんだが、解釈の幅を狭める上に、腐った方々はそんな要らぬお世話をしなくても、ぜんぜんその気がないキャラ同士も勝手に妄想してカップリングしてしまうほど想像力は豊かなので、おせっかいだと思うんだよね。でもまぁ腐ってる以前におんなであるわけなんで、ちゃんと思いを口にしろというそういう要求があるのかもしれんが。
 しかし、この作品ならではの特徴を見つけられなくて困ってる。にーちゃん達の造形もありきたり、ストーリー展開もありきたり、人間と非人間との共生というテーマもありきたりな上に、非人間側が現代でいうと何のメタファーなのか、それこそ最近の動静をとらえたものゝように思えないし、他に自分は何を見落としてるんだろ?という感じ。アニメを見慣れてない層が視聴したらそこそこ形は整っているから悪いものではないとは思うが、男の自分ですら典型的な萌えアニメやなろう系は大概食傷気味なので、古参の腐った方々もそういう気分なんじゃなかろうかとか思わなくもない。
 まぁ本当のところはわからないのではあるが、この最初の2〜3話で、視聴者の選別をしてると考えると、この作品のターゲット層はシナリオ部分にそれほど奥深さや意外性を求めている層を想定していないと考えると、このまゝの調子で事態は展開していくんじゃないだろうか。