注文した中華サイコンが届く。

 昨年末ぐらいに冬支度とばかりにバーミッツのパチもんを蟻特急で購入したのだが、そのときにふと目に止まって買ったのが大画面のサイコン。自分はサイコンはなぜか有線のが好きで、このときも有線タイプのを選んだ。ところが、これをいざ自転車に取り付けてみるとうんともすんとも言わない。取り外すのもめんどくさいとばかりにそのまゝ乗っていたのだが、そのうちアタリがついたのかどうか知らないが動き出してしまった。とはいえ、3〜4回乗ったらまた動作しなくなった。
 こういう話をすると、「だから中華の安物は…」と思われる向きもあろうが、実は自分は有線式のサイコンとはトコトン相性が悪く、前にもキャットアイの有線式サイコンを2〜3回ほど買ったことがあるが、そのどれもことごとく数回の使用で動かなくなった。なので中華の安物だとかという理屈は自分の場合には当てはまらないのであって、単純に有線ダメじゃんといったところ。


 そういう経緯があるので、よし、では今度は無線タイプのを買ってみるかとばかりに数週間ほど前にポチった。




 パケ。あまり色気のないものだがこういうものだろう。




 内容物。いちおう工具以外はすべて揃っている。





 本体の裏側。電池と端子の間に電池の消耗を抑える絶縁のための紙が挟まっているので取り除く。




 センサー部も絶縁の紙を取り除く。電池の上に円形の蓋があり、Oリングと一緒に防水を担当している模様。その上からスライド式の蓋を閉めるという構造。



 さて、困ったのはセンサーをどのように取り付けたら良いのか説明書に詳しい記載がないこと。例えば今まで使っているノグのオタクサイコンのセンサーは、マグネットがセンサーのどの位置を通ればよいのか説明があったし、センサーが飛ばす電波の方向が示されているから、かなり一意的に取り付けることになるので迷いがない。ところが、この中華サイコンのセンサーは飛ばす電波の方向がわからないし、磁石をセンサーのどの位置に合わせたらよいのかも明確にわからない。取説の図もあいまいで、フォークの前に取り付けるのか、後ろにするのかすら極めてわかりにくい。なのでセンサーをよく観察。

 これは電池の蓋の側。

 これはその反対側。よく見ると取り付けるときにフォークに沿わせるのとは反対の端の方に小さな矢印(画像だと手前右)があるのがわかる。最初ハテ?と思ったのだが、おそらくこの矢印の上をマグネットが通るようにすればよいのかと勝手に判断した。



 取り付けは何故か難航。ボルト・ナット方式なのだが、これが細い上に舐めやすい材質で出来ている。ナットも取付部に嵌め込んであるのではなく、軽く埋め込まれているだけなので、油断するとポロリと落ちる。ハンドルの径に合わせるためのゴムが付属しているのだが、この厚みが絶妙に大きくて、ゴムをすべて使うとボルトがナットに届かない。
 センサーは普通にタイラップ?で取り付け。これは手軽。



 さて、このサイコンを購入したのはひとえに老眼が進んで小さな画面のサイコンでは視認するのが難しくなってきたので大きな画面がよかったこと、あと夜間走行を見据えてバックライトが付いていたというのがある。ついさっき、軽く買い物をするついでに夜間での視認性を確認してきた。
 

 これがバックライトなしの画像。割と実際の見え方に近い。

 これがバックライトを点灯した際に撮影した画像。これは実際の見え方とはかなり違う。文字が潰れて読みにくいが、実際は文字がもっと黒くて、バックライトゝのコントラストはかなりはっきりしているので見えやすい。




 とにかく暗い場所での撮影なので難しかった。すべてオート設定だとシャッタースピードが2秒とか出やがりまして、それに従って撮影するとブレブレの画像になる。なので強制的にシャッタースピード優先モードにして、上記二枚は1/4のシャッタースピードに設定した。画面は暗いがブレは少ないし、実際の見え方に近づいてはいる。



 昼間にも走らなきゃいけないだろうし、長期の使用をしないと本当のところはわからないが、少なくとも今の段階では不具合なく使えている。文字も大きく視認性は抜群。夜間もバックライトが明るく文字とのコントラストも十分。しかしバックライトを点灯させるボタン操作にちょっとしたコツがいるようなので慣れるまでもどかしいのと、点灯時間が3秒ほどなので見逃さないように気をつけないとすぐバックライトが消えてしまってアレ?といった感じ。が、バックライトの電力消費はデカイらしいので、点灯時間が短いのも理由のあることだと思う。夜間に買い物に行くとかポタリングするのだったら速度表示を見ることがなく、むしろ現在時刻を確認したいことが多いだろうが、ちょっと不便に感じるほとではあった。あと(夜間に)ツーリングだと総走行距離を確認するぐらいか?。
 今使っているノグのサイコンも、使い始めた頃はバックライトも点灯していたように思うが、今は見る影もない。バックライトがあるタイプのを購入したが、いざ使ってみてもバックライトの光量が全然足りなくて見えにくかったし、今はバックライトを点灯させることもない。が、この中華のサイコンは点灯時間が短いのを除けば、ノグのよりよっぽど視認性がよくて好感触。自分が購入したときは14.21USDだったが、今は17USD付近。すぐ壊れるのでなければこれは自分の用途にはそこそこ満足できるアイテムだと思った。



 おまけ


 今まで持ってなかったのでちょいと物色して自転車用ヘルメットを購入してみた。が、本筋はヘルメット本体ではなく、梱包材料。




 気密性の高い気室がつなぎ合わされた構造の梱包材。弾力があって衝撃に強いのが見て取れる。




 ヘルメットを取り出しても梱包材そのもので形が維持されている。この状態で箱ではなく直接ビニール様の袋に包まれて送られてくるが、何気にこの梱包材、しっかりしていて安心感がある。