ハガツオを買った。

 なんか朝起きるのが遅くてイマイチ寝起きが悪かったのだが、なんとハガツオが入荷ということでネットで調べてみたら旨い魚らしいことが判明して天気が悪いのを押して出かけて買ってみた。

 期待していたよりは小さめ。@350円。安い部類だが激安感はない。



 なんと捌きやすい。カツオだと背びれの前あたりに硬い鱗があるのだが、これはそれが少なめ。身が柔らかいのではあるが、気をつけたら身割れせずにこゝまでやれた。腕が上がったのかも…、そりゃないか。
 あと特筆すべきは開腹後の血糊洗いも簡単だったこと。エラと内臓を取り去ったら中骨の部分に血糊がついているが、これ他の魚だと骨と骨との隙間にある血糊が取りにくいのだ。たいていのサイトでは歯ブラシなんかを活用しろとあるが、正直めんどくさくてやるつもりがない。しかしこのハガツオ、指でやさしく何度か撫でゝいるとかなりキレイに血がとれる。




 背側の身はそのまゝ皮を引いて刺し身に、腹側の身は皮霜造りにした。銀皮作りには皮に熱を通さないやり方と熱を通すやり方の二通りあって、熱を通さないほうは前に一度ハマチかなんかでやってみてやはり食いにくいと感じたので、今回は普通に熱湯をかけて冷水にとる方法を採用した。


 で、これが確かにうまい。ネットでの口上にカツオの生臭みがないとあったが、まさしくそのとおり。旬は秋冬らしいが、年間通して不味くなるわけでもないらしく、そのへんは気にしなくて良いみたい。確かに口の上でとろける感じである。方向性は違うがトロと同じ食感のような気がする。大枚はたいて大トロを買うのがばからしくなること請け合い。
 あるサイトでは熟成させて2〜3日後に食うのもうまいと書いてあったから、もう半身は冷蔵庫で保存しているが、こんなにうまいのだったらもう一本買っておくんだったと思うぐらい。