購入した車載MP3プレーヤー、結構昔からあるみたい。

 トランスミッター式のMP3プレーヤー、昨日調べてみたらなんと密林に結構出品されてたみたい。レヴューもよく読んでみると3年前ぐらいから使っている人がいるようで、販売から時間が経っている模様。最安値が899円だったから、在庫がアマゾンセラーの手元にあってすぐに発送してもらえるというのであればわざわざ蟻特急から買う必要もないかなとは思った。
 なんかよく見てみたら、どうやらフォルダを指定してそこのファイルのみから再生させることも可能らしい。本体のボタン操作でもやれるというレヴュアーの記事も目にしたが、どうやら付属のリモコンで操作するのが易しいらしい。但しリモコンのレスポンスが悪くて思うように操作できないというインプレ多数。



 しかしなんだな、あれからまた過去のアニソンを聞いてみたのだが、こうやって時間を経過してみるとまた違った趣が感じられて面白い。やっぱアニメ放映時に映像とセットになって聞いているときと、時間が経って曲単体で聞いているときとで全然雰囲気が違う。やはり映像の力もあなどれない感じで、特に映像に躍動感があると、それが曲にも付加してしまう感じ。あと、映像にもパーカッションと同じようにリズムを取る機能があるんだろうなと感じた。
 アニメ放映時には名曲だと思っていても、今聞くとそうでもないなと思ってしまうのが多くてかなり意外だったのだが、それはやはりその時々の流行というものがあって、古臭さなどはそういうものに結構影響するんだなといったところ。なんというか賢者タイムに近いものがある。
 旋律に関してはI'veサウンドは結構秀逸で、これはあまり古臭さを感じなかった。これはアレンヂも深く関係しているとは思うのだが、転調を多用しているので曲全体を聞いていても飽きが来ない。とはいえ、I'veサウンドは歌詞が残念な感じで、なかなか完成度が高いと言ってしまえるほどでもない。
 作曲や作詞家がアニメに慣れてないとやはり時代の流れに耐えられない感じ。旋律自体はそれほどでもないのだが、歌詞が手慣れてないとアニメのシナリオを記憶している人しか理解できない内容になってしまっていることが多い。アニメのメッセーヂを越えた一般性を獲得して誰にでも訴求力のある歌詞になっていないことも多いし、そうなっていても日本語として洗練されずに惜しいところに留まっていて、もう一歩も二歩も足りないのも多い。まぁ作詞家としてはアニメに沿った内容に近づいて、放映時にその用を足せば、仕事としては十分なのであり、それが人口に膾炙するまで練り込むかどうかはその人の心がけ次第なわけで、そのへん名曲であるべきというのもヘンな話ではある。
 アレンヂなのだが、特に気になったのは間奏のなげやり感。一番二番があって、間奏があり、三番で〆というのが多いのだが、このときの間奏の間持たせができればそれでよいみたいなものは聴いていて辛いものがある。あと、やはりシンガーソングライターあたりが書いたものは、バンドを構成するギター二本、ベース一本、ドラムのパートが基本であって、それにキーボードかシンセなんかを付け足す感じになるので、音が薄いものが多い。別にアカペラの曲でも音の薄さを感じさせないものはあるので、パートが少ないのは別に構わないのだが、曲単体として聞かせるという視点がないと、やはりVo.を引き立てるぐらいの役割しか持たせられてないとか、酷いときにはVo.とのバランスがとれてないものがあるので、そのへんも聴いて辛い曲もあったかな。
 まぁ曲のセレクトも偏見が多いし、SDカードに入れていたファイルの一部しか聞けてないんだが、自分でも意外だったのが、メロキュアの1st priorityが割と古臭くなかった。歌詞とアレンヂ、歌い方も若干洗練されてないのだが、旋律の工夫がなかなかで、練り込んでたら割と名曲になってたと思う。ストラトス4、パンツアニメだったし結論が微妙な作品だったのだが、印象的なのはロケットエンジンの燃焼実験の回がやたら熱くてこれだけは素晴らしい出来だったなぁと今でも思うぐらい。