夏目友人帳 陸 第9話

 ふりかえってみれば、へっぽこな妖怪だったな。
 とはいえ、こういうのこそ(妖怪という形をとってはいるが)人間臭くて割と好きな感じ。日常なにやってんのかわかんないんだけど、村人に認識されていてそれなりに存在感があって、しかし悪を成すでなく平常な生活が流れていく、そしてそんな中で取るに足らない不具合があってそれに振り回されて、なんのかんのいって解決されていくってのは、穏やかなものを感じさせる。
 次回夏目の由来を軸にするところに戻っていくようだが、個人的にはこのような夏目とトラブルシューティングの形式のほうが好きなんだよな。