セイレン 第3話

 サングラスの予備校講師、吉田とデきているということなのか。
 ヒロインが思わせぶりな態度で主人公が戸惑いながらもウハウハという構図はよくあるものなのだが、普通ならとってつけたように加えるキャラ達の動機に対する自省を中途半端に入れてきたのが不思議な感覚。お色気要素と中和させるために誰もが納得のいく(だからこそ陳腐になりがち)な進路選択を提示するのかなと思っていたのだが、焦らしというかボカシが強めだった。
 今ドキの若者の恋愛事情を考慮してるんだろうが、ちょっとリアリティがあるのかないのかわからないことが多すぎる。まぁ昔だってその当時の恋愛事情をリアリティよく描いていたのかどうかもわかんないんだけど、視聴者というか読者にはっきりとした形で示すって形が多かったから、むしろリアルを描写しているというよりも、リアルがフィクションを手本とするような感覚だったのかも。
 前回とはうってかわってフェチ要素が盛りだくさん。といっても主人公がドキドキするようなシチュエーションを多用したってだけの話なのかもしれないが。あ、後、次号予告がヒキのシーンで一緒に登校してた姉が主人公を離れて直後の友人との会話になっていたようなのも仕掛けとして面白かった。