うどんの国の金色毛鞠 第7話

 着ぐるみのファスナーは、傷という設定なのか…。確かにうまい処理方法ではある。
 なんかあっさり無職として香川に帰るという。これ、ポコが人間だとしても、他人の子供に振り回されてあてもなくUターンだし、狸だとしてもうまく誑かされて無職になったのだよなという。なんかなぁなぁで流してたけど、姉はかなり不安だと思うぞ。
 なんかもっと早めに製麺店を継ぐ…というか再スタートさせると思ってたんだけど、折り返し地点を過ぎてもこうのたのたしてるとその線はあまり詳しくやんないのかなと思ってしまう。こうなるともうあの住職の妹と一緒になってうどん店を継ぐって流れにしか見えんけどな…。
 しかしまぁ子育てモノとしてみた場合、イシューを絞ってストレス無く描写しているのは悪くないかなと思った。本来庶民ってのはそう働くことにあくせくすることなく、日々の生活をのんびりとこう過ごすべきなんだよね。今のアベ政権による働き方カイカクとやらは、結局のところ一億総奴隷化社会でしかないので、いくら残業を減らす(とか言っても結局百時間以下だとか未満って議論が過労死認定80時間を超えているといった時点でもう地獄観しかない)といっても、それどう考えても賃金抑制であって、結局のところ労働者にはなるべくカネを渡さず、経済活動で得られた富は特権階級が独占するってだけの話だからねぇ。いろいろ言いたいことはあるが、基本生きるためのコストはもっと下がるべきだし、そうなった上でこの作品の描く生活がリアリティを帯びてくるってもんだと思うが。