響け!ユーフォニアム2 第4話

 なんか無理矢理もってったな。
 うーん、なんかこれでは鎧塚が黄前に語った本音をあすか先輩はわかってなかったということになるな。むしろ今回の主役は(というか誰の担当回かといえば)吉川であって、そのへん光は確かに当たってはいた。希美が語ってた鎧塚の感情豊かな演奏は、退部騒動がある前には聞けていたわけであり、そのへん詰めが甘いなぁといった感じ。キャラ個々の内心の理屈はうまく組み立てゝはいるんだけど、種明かしを最后にもってきたおかげでいろいろいびつに感じる部分が多々。
 この話は引っ張らないと思っていたので予想は外れたという。まぁ現実には事態が解決しないで放置ってことのほうが自然なんだけど、確かに物語だとそのへん放置してもやもやを残すよりはまいた種を刈り取るべきではある。なんか鑑賞後感が自分にとっては苦手なミステリーのような感じで、そういう作りも個人的に印象はよくないが、まぁ一般的に許容範囲外の出来でもないとは思う。