百合成分を混ぜてきたのか。
高坂×主人公らしい。いや、前からそういう雰囲気は感じてたのだが、とはいえあからさまなそれでもなく、もちろん全年齢対象だろうからそういう方向に突き抜けるとも思われず。
即オーディションへという流れだったと思っていたので、ワンクッションおかれるとちょっと冷静にもさせられてよい感じ。
自分は楽器を持って帰って練習することはなかったのだが、もう20年ぐらい前からYAMAHAからTp.Tb.あたりはミュートをつけて電気処理して音はイヤフォンで聞きながら練習できるセットが発売されてる。但しミュートをつけている分それ無しと比べてやはり自然さは削がれるのだが。しかし、前から川沿いで練習している描写があったが、ミュートなどの器具を使うと本当の練習にはならないということのほかに、やはり人前で音を出すという訓練というか慣れというか、羞恥心の克服って側面があってやれるもんならやったほうがよいというのはある。でもまぁ音を出すとそれは迷惑になったりするわけで、特に音が大きくならざるを得ない金管は練習場所に困るという問題はよくある。チューバを持って帰って練習しているシーンがあったが、そりゃそうするのが良いのは良いが、まぁ普通チューバならマウスピースだけ持ってかえってバズィング練習するぐらいで十分なんだけどな。
今回のシーンでいうと、さすがにあの山の上で二人が合奏は狙ってるなという感じ。対決するにしろ和解するにせよどっちにしたって本格的に高坂と主人公は対面するシーンは作らなきゃならないから、まさに満を持した舞台。選曲の微妙さもあって自分的にはそれほど盛り上がりはなかったのだが、それでも静かな迫力はあって、むしろスタッフはそれを狙ってたのかなと思ったり思わなかったり。
そうそう、前から感心してたのだが、金管楽器の絵がよくできている。特に開口部(ラッパ部分)から内部にかけての奥行きは、割と影が浮いてしまうことが多いのだけどもそのへん小道具を描くのがうまい人間を使ってるんだろうか?。というか、楽器なんてCGモデリングの恩恵を受けやすい要素なんでそうするべきなんだけど、ぱっと見CGだと思えないんだよね。もしかしてCG+効果で手描きに見えるようにしてるんかな。