ソードアート・オンライン Ⅱ 第14.5話

 総集編。整理されると余計に、
 なんか矛盾というか、むなしさを感じてしまうというか。詩乃のトラウマ解決のためには要するに郵便局員との対面が必要だったのなら、GGOは単なる出会いの場でしかなく、しかも詩乃がなぜ(拳)銃に対する忌避感がありながらGGOで活躍できたのかちょっとわかんないな。あらためて下着姿を恥ずかしがる場面を見て、アヴァターに何恥ずかしがる要素があるのか、それとも実際の肉体を再現する働きがあるとでもいうのなら、やはりGGOなら拳銃を持つことに抵抗がなくなるのか説明がつかない。事件解決に主眼が置かれているようにも見えなかったし、もしかすると、このエピソードはラフィン・コフィンとの対立の序章でしかないという仕立てなのかもしれないと思ってみたり。
 やっぱ動画としての見せ場ぐらいかな、自分的に評価できるのは。ネトゲという仮想世界だからこそ現実の物理法則の制約を外して、見栄え重視でやりたいようにやれるんで、これこそセルアニメならではといったところ。ライトセーバーなど、例えばスターウォーズだと、やはり俳優の殺陣とのシンクロにコストがゝゝるだろうし、そんなの抜きにやれるのはメリット。そんな動きは現実にはありえないという批判も、そういうのが許される世界だからが通用してしまえるんで存分に力を発揮しているといえる。